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2003年3月

2003年3月 1日

清水さんを囲む会

清水さんを囲む会。

清水さんは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)が1990年に開設されるにあたって、
すごくいろいろ尽力された職員の方。
年末で早期退職されたとのことで、みんなで囲む会を開催。

当時の教員、職員、学生が集まった。
すごいことじゃないですか、これって。

教員、職員、学生が同じ感覚で10数年前を懐かしむ。
胸を張って言えるのは、僕らが過ごしたSFCは、すばらしいキャンパスでした。

清水さん、ありがとうございます。

そのノウハウ、しっかり受け継がせてくださいね。

2003年3月 2日

じゃあね

快晴。少し朝早めに起きて、車を飛ばして藤沢へ。
富士山がきれいに見える。
fuji.JPG
6年間過ごした誰もいないキャンパスで、ポラロイド写真を何枚か撮影。
大学1,2年生の時にお世話になった英語の先生、Dr. Casanave へのプレゼント。
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昨日は退職した職員の方を囲む会、今日は先生の送別会。
二日連続でそういう雰囲気の会だなあ、と思いながら車を運転して
頭に思い浮かんだのは、おにゃんこクラブの「じゃあね」。
なかじーがこの歌を唄いながら歯科技工士を目指して引退したなあ、と
1人懐かしむ。

♪春はお別れの季節です。みんな旅立って行くんです。
 淡いピンクの桜。花びらもお別れをしています。♪
あー、おにゃんこクラブ、最高。

明日は親不知を一本抜きます。
じゃあね、僕の右下の親不知。

2003年3月 3日

民間人校長21自治体50人

みんな年齢制限があるんだよなぁ。30歳代でもOKなところないかなあ。

読売新聞朝刊より。

民間人校長 新年度から21自治体で50人に

公立校で倍増 企業戦士招き 活性化図る

教員経験を持たない、いわゆる「民間人校長」の任用が来年度、全国の公立小中高校で、
50人に達することが、文部科学省の調査で分かった。今年度の23人から倍増する。出身母
体は金融やメーカーなど多彩で、「ぬるま湯」とも言われた公立校に、企業戦士を招いて活性
化を図る動きが加速している。また、やる気のある校長、教頭や教員を公募した教育委員会
も広がりを見せており、学校への「競争」導入が一層進みそうだ。

民間人校長は、2000年度に東京都教委が2人の企業人を、ともに都立のつばさ総合高校(大田区)と高島高校(板橋区)に採用して以来、同年度は3人、2001年度は9人と、毎年度、倍増かそれ以上のペースで拡大してきた。

着任予定の校長を含めた来年度の民間人校長の数は、広島県の8人が最も多く、和歌山県
5人、東京都、埼玉県各4人、大阪府、三重、徳島県が各3人、北海道、福島、岐阜、奈良、
岡山、福岡県が各2人、宮城、山形、千葉、神奈川、兵庫、高知県、京都府各1人。今年度の
8都府県から20都道府県に広がり、神奈川県横須賀市でも1人となっている。

出身業種は、地元銀行などの金融関係や、日産、マツダなどの自動車メーカー、商社、電力
会社、電機メーカー、マスコミ、酒造、化学、住宅メーカーと多岐にわたっている。部長、支店
長級から、役員、社長経験者もおり、そごうや雪印乳業といった、経営不振や不祥事などの
つまずきを経験した企業からも校長が出ている。

学校別では、高校35人、中学5人、小学校7人、養護学校、特殊教育諸学校は各1人で、未
定が1人。

民間人校長は、旧文部省が2000年に学校教育法施行規則を改正し、校長任用に必要だっ
た教員免許や経験を不問として実現した。民間企業のような、柔軟で効率的な学校運営を促
すことが狙い。だが、教職員組合には反発もある。

一方、校長、教頭、教員の「公募制」は、2001年に大阪府教委が府立高校の2校長を公募し
てから広まり始めた。今年度実施した教委は、山形、千葉、東京、京都、沖縄など14都府県
と1市に上っている。募集対象を学校のある県市内の教職員に限るケースから、民間人を含
めて全国に募集するものまである。いずれも高倍率で、福岡県では、高校の校長2人の募集
に137人が応募。三重県の小学校長も1人の枠に68人が申し込むなど、関心を集めた。

理想の教師像

数人の中学生やそのご両親にインタビューをしてみたが、このアンケート結果には納得。

読売新聞の記事より。

読売教育モニター報告 理想の教師像に差
子ども―わかりやすい授業/保護者―熱意、やる気、愛情

小中高生の多くが「授業が上手で親しみやすい教師」を理想としているのに対し、保護者は
「熱意があって子どもへの愛情にあふれた教師」を望んでいる――。読売新聞社が全国の
「教育親子モニター」を対象に実施したアンケートから、そんな実態が浮かんだ。また、親子
の78%が自分たちの学校の担任や校長におおむね満足しているものの、保護者の77%
は、最近の教師は「自分たちのころの教師と違う」と感じていることも分かった。
(2003.03.03)

アンケートは各都道府県ごとに小学一年、中学一年、同三年、高校一年の子どもがいる4家
庭を選定した「親子モニター」計188組を対象に行い、180組から回答を得た。今回は、子ど
もたちの学校の教師に対する満足度や理想の教師像、学校5日制や学力問題などについて
尋ねた。

それによると、保護者側が考える「教師にとって重要なもの」(複数回答可)は、「教育への熱
意、やる気」が75%でトップ。これに「子どもへの愛情」(59%)が続いた。これに対し、子ども
の側は「授業の分かりやすさ」(80%)が1位、「親しみやすさ」(64%)が2位で、親子で理想
とする教師像にくっきりと差が出た。

わいせつ事件での逮捕や指導力不足など、教師の「質」が問題になる中、子どもの側があま
り重要視していない「倫理観」や「威厳」を求める保護者も少なくなかった。

一方、子どもが通う学校の担任や校長については、親子の24%が「大変満足」、54%が「ま
ずまず満足」と回答、好意的な意見が大半を占めた。「大変満足」は小学生の親子で最も割
合が高く、中学、高校と進むにつれて減少する傾向が見られた。

これに対し、「あまり満足していない」、「大変不満だ」と回答した親子は、「担任は生徒一人一
人への対応が不平等」(秋田・高一)、「校長は子どもや親を管理することがリーダーシップだ
と思い込んでいる」(大阪・中三の親)などを理由に挙げた。校長については、「会ったことがな
い」(滋賀・高一の親)などと存在感の薄さを指摘する声も少なくなかった。

「教師にとって重要なもの」ベスト10(複数回答可)








 子ども保護者
〈1〉授業の分かりやすさ80教育への熱意、やる気75
〈2〉親しみやすさ64子どもへの愛情59
〈3〉子どもの立場で考える姿勢63授業の分かりやすさ56
〈4〉わけ隔てない公平性44子どもの立場で考える姿勢45
〈5〉子どもへの愛情38わけ隔てない公平性33
〈6〉教育への熱意、やる気36クラスをまとめる指導力32
〈7〉クラスをまとめる指導力29幅広い教養24
〈8〉幅広い教養12倫理観22
〈9〉経験親しみやすさ20
〈10〉若さ教師としての威厳13

2003年3月 4日

函館ラ・サール高校29回生同窓会打ち合わせ

今年の9月に高校の同窓会をやる予定。幹事5人が集まりミーティング。
通っていた高校は、生徒の65%くらいが学校に併設された寮で生活を
していた。

男子校男子寮。独特の香り、というか、臭いが漂う寮だった。
椎名林檎の新しいアルバムみたいな臭い。

そんなわけで地元に帰省しても、そこに通っていた高校がない連中が
ほとんどなので、卒業してから12年たった今年、久々に高校時代を
過ごした函館でみんなで集まろうってことで同窓会を企画。

濃い高校生活だったので、高校時代の友人と会って語らうのは
最高に楽しい時間。

大介、終電に間に合った?
平間、いい買い物できた?
コーセー、あれから仕事だったんだよね…。
佐久間、長津田まで行っちゃった?一応、駒沢大学で揺すって起こしたんだぞ。

同窓会とは別件で、佐久間と子連れで行けるジャズのライブを企画することに決定。
土日の午後3時くらいからスタート。授乳室やオムツ交換できるスペース。
子ども達が途中で参加してみんなで演奏できるコーナーもつくる。
男は夜とか遊べるからいいけど、子どもが小さいうちは女性がなかなか外で音楽を楽しむ
のが難しくなるだろうから、けっこう参加してくれるんじゃないかな。
ちなみに、このアイディアは、さだ吉さんを参考にしました。

明日は、杉並区の公立中学校で藤原和博さんの「よのなか科」の授業のお手伝い。
テーマは「お金」。マネスマ桝山さんの担当。楽しみ。

2003年3月 5日

0.033%なら2000年で2倍

藤原和博さんの「よのなか科」の授業。
今回は、桝山さんが「ほしいモノを手にいれるには?」というタイトルで
貯金と投資について考える授業。
「お金」について考えるのだ。

日本の預金の利率0.033%。100万円預けて2倍の200万円にするまでに何年かかるか?
約2000年だそうだ。
授業を受けていた子どもたちより、見学していた大人たちから苦笑が漏れる。

後半は、6グループに分かれてマネースマートをベースにしたカードゲーム。
そのゲームマスターを手伝った。
ゲームの最中、5人の子どもとコミュニケーション。
#マネースマートは、so-net でも体験できます。

見学しているだけなのと、こうやって実際に授業の中に参加するのとでは、
やっぱり違う。現場は重要と改めて実感。

何かひとコマ授業開発して、中学校に持ち込もうかな。

2003年3月 6日

棟梁を育てる高校

棟梁を育てる高校 球磨工高伝統建築コースの14年」(笠井一子著、草思社)を今読んでいる。
熊本県人吉市にある工業高校。
建築科に、日本の伝統建築の大工を育て、棟梁を目指す「伝統建築コース」がある。
1989年にできたそうだ。1学年20名。

いろいろな教育関連の本も読んだが、久々になんかピンときた。

富岡先生の出身高校である県立菊池高校にも立ち寄ったが、
21世紀に求められる能力として、「悪戦苦闘能力」と大書きされた横断幕が
掲げられていたことを、ふっと私は思い出した。(p58)

「悪戦苦闘能力」。いい言葉じゃない?

「昔、家に新しくガスを引くときに、うちの親父が、『薪で焚くかまどだけは残しておこう』といっていました。
『風呂でもなんでも、みなガスでできるのに、なんでそんな無駄なことをするのか』と尋ねたら、『もし非常時にガスが止まったら、薪で焚くしかなかろう』って。『人間、非常時にどうするか、ということを考えんような生き方は決してするな』といってました」(p65)

非常時のこと忘れちゃうけど、非常時こそその人の生命力や瞬発力が試される。

一度、熊本に行ってみよう。

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2003年3月 7日

1クラス担任2人

湘南新産業創出フォーラムに基調講演&パネラーとして参加。

フォーラムの後、慶應藤沢キャンパスの学生5名と湘南台で食事。
その中の2人が慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部の卒業生。

慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部は1クラス40名、そしてそこに男女1人ずつの担任がいる。1クラスに2人、担任がいるのだ。副担任ではなく、担任。ホームルームには、必ず2人先生が来る。

1人の人間が見れる人数として40人は多すぎる。2人だと単純に考えて1人20人ずつ。
中学生、高校生だと異性の先生に相談しにくいことも出てくる。そんなときに、
男女それぞれの担任がいるということは、生徒にとっても気持ちが楽だろうな。

慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部は学生時代、すぐそばにあった学校なのに、
あまりその実態を知らない。少し交流してみよう。

2003年3月 8日

家を建てる

UとKのカップルが遊びに来た。シャンパン2本に赤ワイン1本。僕は最後にスコッチを少し。
歯を抜いた後、お酒を飲んでなかったのでほぼ一週間ぶり。うまい。

UとKは今度結婚するのだが、なんと家を建てている。驚いた。
家を建てるのって、最高にワクワクする。
知りあいの石田さんは家を3回建てている。建てて、売って、建てて、また売って、そして建てる。

まっさらな土地に、自分達の家を建てる。センスがすべて表れる。
ああだこうだ言いながら想像していって、完成したものを見て「あれ、違った…」とか思ったりする。

たまたま棟梁を育てる高校の本を読んでいたから、家は大工さんにちゃんと建ててもらおう、
と思った。でも三谷幸喜「みんなの家」みたいになったら困るな…。
ま、それもおもしろいか。

2003年3月 9日

ぼくたちは、銀行を作った。

ソニー銀行の設立過程のメルマガを本にした「ぼくたちは、銀行を作った。」を読む。

ぼくたちは、銀行を作った。」(十時裕樹著 集英社インタ
ーナショナル)

私たちは銀行を作るうえで、「理念」を大事にしたいと考えてきました。そして、そう思うだけでなく、それを積極的に訴えようとしています。

しかし、それは大きなチャレンジでもあります。なぜなら、「訴えたことを具体的に実行できるのかどうか」ということが問われ続けるということでもあるからです。

これはある意味ではとてもつらいことです。ときには、あらかじめ宣言しておきながら、「できない」という事実をさらけ出すことになるからです。(p140)

そう。宣言しておきながら「できない」という事実をさらけ出すことにもなる。
そういうことは多々ある。

「本城、今度、学校つくるんだってね。」と最近よく言われる。
「そう、つくるっていうか、つくろうと思ってるんだ。」と言い直して答える。
ここらへんがちょっとつらいところ。

でも、宣言することで、いろいろな人に知り合えたり、紹介してもらえたりする。
宣言するのはやっぱり大事。
たとえ「できない」ことがあったとしても。
ま、そのときはそのときさ。

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2003年3月10日

授業シラバスづくりと入学願書

授業シラバスづくりが進まない。

4月から慶應義塾大学環境情報学部非常勤講師として「ベンチャー経営論」を担当する。
そのシラバスを3月14日までに仕上げなくてはならない。

80%は完成している。ただ、なんか足りない。
間の抜けたふろふき大根みたいな感じ。

最後の最後まで苦しむしかないな。

同時に4月から玉川大学通信教育部に編入予定。
入学願書を書いてみた。あとは誰かに「人物に関する証明書」を書いてもらえば完了。

何のために玉川大学通信教育部に編入するのかというと、教員免許を取得するため。
・いざというときに1人で授業を担当できる。
・将来、教員免許を持っていなくて先生をやりたい人を採用するときに、教員免許取得のアドバイスができる。
この2つが主な理由。
通信教育で最短2年間で取れる。
普段は通信だから、レポートを郵送すればOK。あとは定期的なスクーリングと教育実習。
2年で取れるだろうか。

驚いたことに玉川大学って楽天市場にも出店してる。玉川大学継続学習センター。すげー。

ということで、4月からは教えながら、学びます。
大学で講義しながら、大学で講義を受ける。
これっていい感じだ。
でも本当は中学校、高校でやってみたいんだな。

学ぶ姿勢、学ぶ時間

棟梁を育てる高校 球磨工高伝統建築コースの14年」(笠井一子著、草思社)を読んだ。

日本で初、そして唯一の「伝統建築コース」の14年を追った本だ。

「伝統建築」というテーマも魅力的だが、
この本でもっとも印象的なのは、先生の「学ぶ時間」と「学ぶ姿勢」。

「伝統建築」をどう教えたらいいのか、そもそも「伝統建築」とは何か?
そこから先生達は悩み始める。

本物の伝統建築を見たことや建てたこともなかったり、体系的に学んでいない先生達が、
約20人の生徒に「伝統建築」を3年間で教える。

外部の専門家に特別講師を依頼したり、先生達が外部研修に参加できる仕組みを整えたり、
試行錯誤しながら「伝統建築」を教える。体当たり。悪戦苦闘。

きっと「教える時間」よりも「学ぶ時間」のほうが多かったのではないだろうか。
そしてそれは今も続いているのではないだろうか。

「教える時間」よりも「学ぶ時間」のほうが多い先生に教えられる生徒は、幸せだ。

一つ理想の先生像の条件が加わった。

「学ぶ姿勢がある。学ぶ時間を積極的にとっている。」

2003年3月11日

ボーナス一括払いとエアコン

クレジットカード会社の役員の方と情報交換。

「ボーナス一括払い」のコトの始まりについて教えてもらった。

「ボーナス一括払い」は、約20年前くらいに日本信販が、
エアコン販売のために始めたのだそうだ。

販売店が、4月くらいにエアコンをスタートする。
消費者が、それを購入する。商品は6月に届き、支払いはボーナス時に一括。
メーカーは、その注文データをもとに需要を予測し計画的に生産する。
販売店、消費者、メーカーの3者にメリットがある方式として、
ボーナス一括払いは一気に広まったそうだ。

なるほど。

google で調べてみたが、この情報の裏づけはとれなかった。
でも、本当だと思う。

なんかちょっと賢くなった気分。単純?

2003年3月12日

目的、目標、手段

「ここ最近、なんか煮詰まってるなぁ」、という気がしていた。
そう思うということは、きっと煮詰まってるんだろう。
このカンは絶対にあたる。外れたことがない。

こういう時にはコーチングが効く。

今日は2週に一度のコーチング。
電話で30分間、鈴木義幸さんとコーチング。

煮詰まっている原因が把握できた。整理もついた。これですっきり。

「目的」「目標」「手段」の3つをごちゃまぜにしていたのが、
煮詰まった原因。

「学校をつくる」というのが、「目的」なのか、「目標」なのか、「手段」なのかが
いつのまにか自分自身の中で混乱してきていた。
それに気がついたのは非常に意味のあること。
素晴らしい。

「学校つくるんだよね?」という質問に答えているうちに、
「学校をつくる」ということが、まるで目的のように自分で暗示をかけてしまっていて、
「学校つくらなきゃ」と義務感になっていた。
これではいけません。

やりたいことをやればよくて、
やりたくないことつまらないことはやらないほうがいいのだ。
そしてそういうワガママが言える、環境と関係をつくりだすのが大切なのだ。
ワガママ最高。 I LOVE ワガママ。

今一度、整理。

【目的】 最終的に実現しようとしている状態。理想の姿。
【目標】 目的の達成度。時間軸が必要。時間の経過と共に変化する。
【手段】 目的を達成するためのあらゆる方法。手段は一つではなく複数個ある。

そうすると、「学校をつくる」というのは、
僕にとっては、手段の一つにしか過ぎない。
「学校をつくる」という手段以外で、目的を実現していいのだ。

【目的】
ぼんやりとしてイメージしているけど、まだ言葉になっていない。
100年後の日本に、もっと国や地域として健康な状態になってほしい。
そのためには、自分に自信を持って突き進む人の育成が大事。        
言葉にすると陳腐な言葉になっちゃう…。
もっと考える必要有。

【当面の目標】
2008年までに学校教育の経営・運営に対して、
ある程度以上の権限と責任を持つ。
そして支えてくれるスタッフとチームをつくる。

【手段A】 学校法人を設立して、中学校ないしは高校を新設する。
【手段B】 既存の学校法人の運営に携わり、新規の学校設立に関わる。
【手段C】 既存の学校法人の運営に携わり、既存の学校の改革を進める。

こうして整理すると、「手段A」にばかりとらわれて、固執していた自分に気がつく。

そりゃー、若造が新しくゼロから学校法人をつくって新設の学校をスタートさせたほうが
ストーリーとしてはおもしろいだろうけど、それにこだわって目的が実現できなかったら
意味がないのだ。

「目的、目標、手段」
今日から一週間はこれを3回唱えて寝ることにする。

またもやウンコのネタだけど、
便秘の人は、ウンコを出そうと思うからウンコが出ないんだ。
ウンコ出すのは、健康で長生きするための手段の1つにしかすぎない。
ウンコ出さなくても、健康であればいいのだ。
そう思うと、きっとウンコは出るのだ。

僕は便秘にならないから、よくわからないけど…。

でも、僕はすごく今日すっきりした。

これでいいのだ。

2003年3月13日

ジンギスカンとかりんとう

北海道からお客さんが上京。歌原さん、敬禮さん、高山さん。

それぞれ、松尾ジンギスカン丸鮮千代水産北海道のかりんとう屋の店長さん。

ジンギスカン屋の歌原さんがいるにも関わらず、中目黒のジンギスカン屋「まえだや」で食事。
ここのジンギスカンは札幌式。僕が馴染みがあるのは滝川式。
やっぱり滝川式のほうがうまい。歌原さんのお店は、滝川式。北海道人なら知らない人はいない。

ジンギスカンは臭いがきついと思われている。だったらアイヌネギ(行者ニンニク)やニンニクとか最高にくさい食材とセットにして、「臭いは3日間はとれません。3連休みの初日に食べること。」みたいなのつくったらどうですか?とアホな提案。

かりんとうは、なかなか若い子が食べないから、コンパのポッキーゲームのかわりになるような細長いかりんとうをつくって「かりかりゲーム」。これもどうしようもない提案。

気がけっこう遅い時間になっていた。

しっかり4時間ジンギスカンの煙に燻されて、体中いい感じのにおいになっていた。
これだからジンギスカンはやめられない。

今年の花見はジンギスカンにしよう。

補足:ちなみに松尾ジンギスカンは、タレに漬け込んであるのでそんなに臭いはしないです。
タレに漬け込んでいないやつは、羊の臭いがします。

2003年3月15日

うれしいこと

最近うれしいのは、この雑記や「学校のつくり方」を読んで、見ず知らずの人がコメントやメールをくれることだ。

そういうときに、やっぱりうれしくなる。

読まれることを強く意識していなくても、でも、誰かに読まれているということで、
何かがどこかでつながっているんだ、という感覚が心地よい。

きっとノートに日記を書いてもこの心地よさは味わえない。
こうしてWebで公開しているからこその心地よさなのだ。

2003年3月16日

サッカー

原田夫妻が夕方に遊びに来てくれた。
森伊蔵をいただく。初めて飲んだ。ごちそうさまです。
熱い話を聞きながら飲む焼酎は美味い。

昼間、我が子と二人で駒沢公園を散歩。
白髪、はげ、お腹ちょっとでっぱり気味のおじさんたちが、
グラウンドを駆け巡ってサッカーをしていた。
かっこよかった。
よく動けるよなぁ、と思ったと同時に、
きっとこの人たちは仕事もできる人なんだろうなぁ、
となんとなく感じた。

そうこうしているうちに横浜の10kmレースまで1ヶ月を切った。
そろそろ真剣に練習しないと、やばいんじゃないか…。

森伊蔵を飲んだのでこのへんでおしまい。

2003年3月17日

カラオケ

何年かぶりでカラオケに行った。
最後に行ったのは、誰とだっけ? とか思いながら、
あの独特のニオイがする部屋へと入った。

通信カラオケになってから、歌と映像があまり関係なくなってつまらなくなった、
とか思っていたら、昨日のはちゃんと歌と映像がマッチしていた。
これって今は当たり前?

雨上がりに三田を歩いていたら、沈丁花の香りを感じた。

2003年3月22日

ゴミ

4日ほど家を留守にした。

帰ってくると新聞が5日分たまっていた。

出発の前、「戦争が始まるかもしれないし、状況を把握するためにも新聞はストップしないほうがいいだろう。」、そう思っていた。

帰ってきて5日分の日経新聞、日経産業新聞、朝日新聞の束を見た。
それは、もうすでに、ただのゴミでしかなかった。

久々にPCをあけてメールをチェックした。
ここも同じだった。ほとんどがゴミだった。

ゴミの処理に時間を費やす。

この時間もゴミか?

2003年3月23日

ヤマケンの本

親友のヤマケンがを書いた。
今朝届いた。

いきなり誤字を見つけた。
俺たちが出たのは「修士過程」じゃなくて「修士課程」だぞ。
それと、青いシャツに赤いネクタイはいかにもだぞ。

今から読む。

いずれにしても、おめでとう!
おまえはやっぱりすごい。

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2003年3月24日

問題解決のための「足し算」と「引き算」

2ヶ月前くらいから我が子の肌の調子がよくない。
乾燥していて赤くなる。痒いそう。

1ヶ月前くらいに皮膚科で診察をしてもらった。
原因はよくわからないとのことだが、
保湿剤とステロイド系の塗り薬を処方してもらう。

なんとなくステロイドに対するマイナスイメージを持っていたので、
保湿剤だけを使っていた。
あま症状は変わらなかった。

1週間くらい前に思った。
「薬を塗ってだめなんだったら、肌に触れているものを取り除いてみたらどうなるだろうか。」
お風呂でつかっていたベビー用の石鹸を使うのを止めてみた。

効果ばっちり。
症状がかなりよくなった。

三木谷さんによく言われた。
「押してだめなら、引いてみろ。」

問題 : 「肌の症状が悪い」
解決策(足し算) : 「薬を塗る」 → 症状変わらず
解決策(引き算) : 「石鹸の使用を止める」 → 症状がよくなる

足し算でだめなら引き算だ。

追伸
金子、デジタルマンガ賞の入選おめでとう!!
親友たちの活躍は、最高の元気の源。

2003年3月25日

東京三菱銀行のおじさん

自宅の最寄り駅は、駒沢大学駅。
去年の夏に引っ越してきた。

駅を出てすぐのところにある東京三菱銀行の前で、
ひとりのおじさんが生活している。

銀行の営業時間中はいない。

几帳面な人なのだろう。荷物なども整理されてる。

家族以外で毎日のように会う存在として、
彼のことを心に留めている自分に今日気がついた。

春も、すぐそこ。
寒い日も減りますね。

2003年3月26日

この季節の思い出

1991年の今頃、はじめてのひとり暮らしを神奈川県藤沢市でスタートした。

北海道では3月の下旬はまだ冬。
でも東京(その頃の僕にとっては、藤沢は完璧に東京だった)は春。
春だから、暖かいんだろうと信じていた。

第一日目の夜。
雨が降っていて肌寒い。
新築の1Kアパートのには、家具は何もない。
送られてきた布団一式があるだけ。
照明器具はキッチンの小さな蛍光灯のみ。
部屋は真っ暗。
とにかく寒い。
暖房器具なんて当然ない。

「東京は春じゃなかったのか…」
なんか裏切られてさびしかった。

布団に入っても寒い。ガスがまだ開通していなくてお湯も沸かせない。

その頃の僕はまだ髪の毛が少し長かった。
だからドライヤーを持っていた。

「これだ、ドライヤーだ!」
ドライヤーのコンセントを入れ、温風の吹き出し口を布団の中へ。

変型簡易コタツが完成し、体もあったまった。

なんとか東京でひとり暮らしやっていけるな、と妙な自身が沸いてきた。
悪戦苦闘。

ひとり暮らし第一日目の大切な思い出。

2003年3月27日

消えた

船酔いについて実は書いていた。
でも、操作を間違って全文消えてしまった。

船酔いしている人を観察してたら、すごく勉強になったから、
それを書いていたのに消えた。

なのでまた今度、気が向いたら書こう。

夜ご飯に、練りウニを食べた。

ウニが入っている瓶は、みんな瓶のガラスが厚い。
だから瓶が重い。
「うわ、けっこういっぱいウニが入ってそう。」と思っても、
実はけっこう内容量は少ない。

でも、またそれがウニのおいしさを倍増させる。

2003年3月28日

コーチからの質問

2週に1度のコーチング。

今日は、学校のコンセプトづくりについて。

そのときにコーチからされた質問が非常に効果的だった。
これはほかにも応用が効くのでは。

コーチからの質問は、
「次の○○○○を埋めて、それぞれ答えてくださいね。」というもの。
それぞれの質問は、
・○○○○を大事にしている学校。
・○○○○を目指す人がくる学校。
・○○○○だけは絶対にしない学校。
・この学校は、○○○○で評判だ。
・人はこの学校は他の学校と、○○○○が違うと言っている。
・この学校が他の学校と違うのは、○○○○だからだ。

この後に、直前に答えた質問に対して、
「この学校が△△△なのは、○○○○だからだ。」
と繰り返していく。

ひとつひとつにあまり時間をかけずにどんどん答える。
答えに詰まったら、パスをする。

これ、僕にはかなり効果ありました。

たとえば、「学校」の部分を「会社」「観光地」「車」「テレビ」などと変化させて
いけばいい。

繰り返し出てくる言葉があったりして、頭の中が整理された。

2003年3月29日

橋本大二郎「いつもハッピー」

会いたいなあ、と思って橋本大二郎高知県知事の著作を何冊か購入。

一番短時間で読めそうな本からま読み始める。

「いつもハッピー」(p26) 橋本大二郎 講談社

子どものころ、父は家に帰るとかならず、幼いぼくの頭をなでながら、
「今日はハッピーだったかい?」
と、声をかけたものです。それに対して、ぼくは、
「はい、ハッピーでちゅ」
と、パブロフの犬の条件反射のようにおうむ返しに答えるのが、習慣になっていました。

「ハッピーだったかい?」「はい、ハッピーでちゅ」と毎日答えると、
きっと自然にハッピーになるだろうな。

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2003年3月31日

本を読むときにすること

あなたもいままでの10倍速く本が読める」(ポール・R・シーリィ著 フォレスト出版)を、この本に書いてあるように25分間でまずはざっと読んでみた。

その結果、やろうと決めたこと。

1)本を読む前に、読む目的を決める。
2)その目的を本の表紙裏に書く。

10倍速く読めなくてもいいけど、目的を明確にするというのは気に入った。
さっそく採用。

この本の表紙裏に書いた目的は、
「効率よく本を読み、インプットを多くする 2003年3月31日」

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