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2003年3月 6日

棟梁を育てる高校

棟梁を育てる高校 球磨工高伝統建築コースの14年」(笠井一子著、草思社)を今読んでいる。
熊本県人吉市にある工業高校。
建築科に、日本の伝統建築の大工を育て、棟梁を目指す「伝統建築コース」がある。
1989年にできたそうだ。1学年20名。

いろいろな教育関連の本も読んだが、久々になんかピンときた。

富岡先生の出身高校である県立菊池高校にも立ち寄ったが、
21世紀に求められる能力として、「悪戦苦闘能力」と大書きされた横断幕が
掲げられていたことを、ふっと私は思い出した。(p58)

「悪戦苦闘能力」。いい言葉じゃない?

「昔、家に新しくガスを引くときに、うちの親父が、『薪で焚くかまどだけは残しておこう』といっていました。
『風呂でもなんでも、みなガスでできるのに、なんでそんな無駄なことをするのか』と尋ねたら、『もし非常時にガスが止まったら、薪で焚くしかなかろう』って。『人間、非常時にどうするか、ということを考えんような生き方は決してするな』といってました」(p65)

非常時のこと忘れちゃうけど、非常時こそその人の生命力や瞬発力が試される。

一度、熊本に行ってみよう。

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コメント (2)

突然のメールで失礼します。

わたしは、キャリア形成の観点で就職をサポートしています。悪戦苦闘能力・・・いま就職を目前にしている大学3年生たちが一番欠けているものかもしれません。

日本を再生させるには、中学時代からキャリア意識を持たせるきっかけを創ることがドライバーとなると信じて、現在こじんまりとですが活動しています。

一度意見交換する機会をいただけると幸甚です。

小野田様、コメントありがとうございます。
初コメントです!

僕は1997年に就職活動をしている全国の学生200人くらいをメンバーにしてメーリングリスト「IRM」運営していました。おそらく日本でもかなり最初の部類に入るインターネットを活用した就職活動の動きだったと思います。

意見交換させていただければ僕も幸いです。

#このコメントってメールアドレスってどう把握するんだろう…。

いずれにせよなんらかの方法でご連絡させていただきます・

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