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2003年3月 3日

理想の教師像

数人の中学生やそのご両親にインタビューをしてみたが、このアンケート結果には納得。

読売新聞の記事より。

読売教育モニター報告 理想の教師像に差
子ども―わかりやすい授業/保護者―熱意、やる気、愛情

小中高生の多くが「授業が上手で親しみやすい教師」を理想としているのに対し、保護者は
「熱意があって子どもへの愛情にあふれた教師」を望んでいる――。読売新聞社が全国の
「教育親子モニター」を対象に実施したアンケートから、そんな実態が浮かんだ。また、親子
の78%が自分たちの学校の担任や校長におおむね満足しているものの、保護者の77%
は、最近の教師は「自分たちのころの教師と違う」と感じていることも分かった。
(2003.03.03)

アンケートは各都道府県ごとに小学一年、中学一年、同三年、高校一年の子どもがいる4家
庭を選定した「親子モニター」計188組を対象に行い、180組から回答を得た。今回は、子ど
もたちの学校の教師に対する満足度や理想の教師像、学校5日制や学力問題などについて
尋ねた。

それによると、保護者側が考える「教師にとって重要なもの」(複数回答可)は、「教育への熱
意、やる気」が75%でトップ。これに「子どもへの愛情」(59%)が続いた。これに対し、子ども
の側は「授業の分かりやすさ」(80%)が1位、「親しみやすさ」(64%)が2位で、親子で理想
とする教師像にくっきりと差が出た。

わいせつ事件での逮捕や指導力不足など、教師の「質」が問題になる中、子どもの側があま
り重要視していない「倫理観」や「威厳」を求める保護者も少なくなかった。

一方、子どもが通う学校の担任や校長については、親子の24%が「大変満足」、54%が「ま
ずまず満足」と回答、好意的な意見が大半を占めた。「大変満足」は小学生の親子で最も割
合が高く、中学、高校と進むにつれて減少する傾向が見られた。

これに対し、「あまり満足していない」、「大変不満だ」と回答した親子は、「担任は生徒一人一
人への対応が不平等」(秋田・高一)、「校長は子どもや親を管理することがリーダーシップだ
と思い込んでいる」(大阪・中三の親)などを理由に挙げた。校長については、「会ったことがな
い」(滋賀・高一の親)などと存在感の薄さを指摘する声も少なくなかった。

「教師にとって重要なもの」ベスト10(複数回答可)








 子ども保護者
〈1〉授業の分かりやすさ80教育への熱意、やる気75
〈2〉親しみやすさ64子どもへの愛情59
〈3〉子どもの立場で考える姿勢63授業の分かりやすさ56
〈4〉わけ隔てない公平性44子どもの立場で考える姿勢45
〈5〉子どもへの愛情38わけ隔てない公平性33
〈6〉教育への熱意、やる気36クラスをまとめる指導力32
〈7〉クラスをまとめる指導力29幅広い教養24
〈8〉幅広い教養12倫理観22
〈9〉経験親しみやすさ20
〈10〉若さ教師としての威厳13

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