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2008年12月

2008年12月 1日

「明日の神話」

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渋谷駅のJR線と京王井の頭線を結ぶマークシティの連絡通路に11月中旬から飾られている岡本太郎の「明日の神話」です。

デカイ。

このデカイのを守っているのが写真中央右側に立っている警備員。
これからずっと守り続けるのだろうか…。


2008年12月 2日

「問題」が消滅する時

ひとつの可能性としては、学校と地域が一体となって子どもを見守る中で、「社会的な問題」とされた要素が消滅するという解釈も成り立つ。何が原因で誰が悪いのかということではなく、周りとの関係性が変化することでそれまで「問題」だと思われていたことがそうでなくなるということも、十分にあるのではないだろうか。(「日本で『一番いい』学校」 p31 金子郁容 岩波書店

これは、小学校学齢期の4人の息子全員が不登校だったAさん一家が、徳島県美波町伊座利の小学校に転校するエピソードを紹介するときの一文である。

さて、今日、「ディスレクシア(難読症)の不思議」という講演会を聴きに行った。 講師はNPO法人エッジ会長の藤堂栄子さん。 息子さんが、そしてご自身もディスレクシアとのこと。

藤堂さんの話を聴き、ディスレクシアの擬似体験もした時に
まさに上で紹介した金子先生の言葉がしっくり来た。


今までの知識だけだと見えてこなかった部分が見えてきて、ちょっとすっきりした感じ。

2008年12月 3日

見ている人がどう行動するのか

10月、11月はけっこう小学校を訪問する機会が多かった。
様々な用事で10校くらいに行っただろうか。

あ、お受験のための学校見学ではありません。
すべて公立小学校です。


いろいろな出会いがあったのだが、昨日お会いした千葉県のある小学校のS先生の一言は印象に残っている。
子ども達のケータイ利用について意見交換していた場面で、こんな話をしてくれた。


よくない使い方を止めさせるだけではダメ。
どんな環境でも、トラブルは絶対にある。
しかしそのトラブルを起こすのはいつも少数。
大切なのは、そのトラブルの周辺にいる人、見ている人が、どう行動するか。
どんな社会をつくっていきたいのか、だからトラブルに対して、どう行動すべきなのかを考えていくことが大切。

いじめの解決も同じことが言えるのではないだろうか。

そうだ、「青い鳥」、見に行こう。


2008年12月 5日

階段もスイスイ

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あっという間にスイスイ登る。

カイノスケ、目が離せなくなりました。

2008年12月 7日

その後のフラフープ

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できなくて悔しかったフラフープ、その後、練習の甲斐あって、みるみるうちに上達。

駒沢公園までフラフープを持ちながら歩いていると、
その姿を見た50、60歳代と思われる通りすがる人の口元が
「フラフープ」と動いていた。

きっと若い頃に、ぶんぶんやってたのだろうなぁ。

2008年12月 8日

すくすく育ってます

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7月に北野建設の方から頂いたカブトムシの幼虫。
その後、サナギになり、しっかり成虫になり夏を満喫させてくれた。
(交尾の動画もあるので後日公開)。

卵をたくさん産み、そしてまた幼虫がウヨウヨいます。
保育園の友達に分けたのですが、まだそれでもウヨウヨ。

けっこうウンチをするので、1ヶ月に1度くらいの頻度で土を入れ替えてます。

で、どうやら想像した以上に幼虫の数がいることが判明したので、
飼育ケースを2つに増やし、人口密度を下げてあげました。

大きいのは、僕の親指よりも大きく太くなってます。
本当にお腹が空いて、食べるものがなくて、遭難しそうだったら、僕はこのカブトムシの幼虫、食べると思うな。


がんばるっていうことは

カンタ曰く、情熱とは、がんばること。

その続編。


昨日の夕飯では、ちょっとモユとコタロウとの会話が多かったので、
カンタに改めて「カンタの好きな色は?」と質問してみる。


「紫とねー、赤!」
「そうだよね、赤が好きなんだよね。赤ってどんな色?」
「情熱の赤!」
「情熱の赤ね。情熱ってどういうこと?」
「かんかん、がんばるぞーってこと!」
(ここまで、いつものパターン)
「がんばるぞーって、どういうこと?」
「あのね、カンカンが元気なこと!」


そうか、がんばるっていうことは、元気なことか。納得。

今度、「元気なことってどういうこと?」と聞いてみます。

2008年12月11日

魔王→モダンタイムス

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(「魔王」(伊坂幸太郎 講談社文庫)

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(「モダンタイムス」(伊坂幸太郎 講談社)


一気に2冊。

はまりました…。

台詞がいい。

「人間は大きな目的のためにいきているんじゃない」「もっと小さな目的のために生きている。」(p474)

これにはガツンとやられました。

カイノスケ、第一歩

「カイ君がねぇー、じぶんであるいたよ!」という元気なモユが電話で叫ぶ。

僕はまだ目撃していないが、どうやらカイノスケ、第一歩を踏み出したらしい。

誕生日には一升餅を背負って歩けるかな。

2008年12月12日

プロ野球選手になるのが夢です

という、中学3年生19人に講演


神宮球場室内練習場で18時から2時間練習を見学し、
その後、20時30分から1時間。
テーマは「大人のいない野球①」。来週が②。


現実を知ってもらおうということで数字を提示。

高野連のデータ等を元に、
今の高校3年生が1年生の頃からどのように減っていき、最終的に今秋の負ドラフト会議で何人指名されたかを伝える。

1年生の時 61,952人
2年生の時 53,490人
3年生の時 50,942人
ドラフト対象者 94人
このうち、ドラフト指名を受けたのが28人。

高校1年生の時の61,952人のうち、最終的にプロの入口まで行けたのは28人。
0.0452%。1万人のうち4.5人。

真剣にこの数字を見つめる中学3生の野球少年たち。

彼らの口から漏れた言葉は、
「リアルすぎる…。」


でも、ただの数字です。

2008年12月13日

鹿島建設2009年卓上カレンダー

年末ということで、いろいろなところから来年のカレンダーや手帳を頂く。


様々なカレンダーの中で「ん、これは使いたくなる」と思ったのは、鹿島建設の卓上カレンダー。


「何のために配るのか?」ということを考えた時に、
「使ってもらうこと」という答えが導き出されるのなら、
会社のロゴをどこにどのように配置するのかを徹底的に吟味すべき。

その点でも、この卓上カレンダーはGoodです。
普通に使う限りでは、会社名やロゴマークなどは一切見えません。
それにも関わらず、「これは鹿島の卓上カレンダー」ということをしっかりとアピールし、
「来年もほしい」と思わせてくれます。


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2008年12月14日

湘南倶楽部 20周年

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(湘南倶楽部  神奈川県鎌倉市小町2-5-6 TEL:0467-22-1914)


大学院1年生の春、しのちゃんに誘われてバイトをスタートしたのがこの湘南倶楽部。

当時は、憲子さんがシェパニーズに修行に出かけている頃で、お店にいるのはおじさん1人。
黙々と小麦粉を炒ったり、玉ねぎを延々と切ったり、ネルドリップのコーヒーの淹れ方を教えてもらったりと、おじさんと静かな時間を過ごしていた。
そう、僕は蝶ネクタイをしてたんです。

ある時、憲子さんがアメリカから帰ってきた瞬間に、今まで雲に隠れていた太陽が出てきたかのようにお店の雰囲気は明るく陽気に。
いつもお弁当だった僕らのまかない料理も、憲子さんがつくったおいしい食事に変わった。
何が変わったってお店に流れる音楽が変わったからなぁ。

楽天をスタートしたりと忙しい時期でもあったけど、気分転換に休みの時にはここのカウンターにけっこう入っていて、実は、98年頃までバイトしてました。

98年の冬、お店の10周年パーティを企画。
古くからのバイトの人が、夫婦で、子どもを連れてお祝いに駆けつけていた。

それからまた10年。
湘南倶楽部は今年20周年。

今度は僕が、家族を連れてお店へ来る身に。

幸い冷たい雨が降り、鎌倉の街もお店も静か。
子ども達もおいしい食事をたっぷり満喫。

ごちそうさまでした。

20周年、おめでとうございます。


2008年12月15日

「働かないひと。」


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「働かないひと。」(左京泰明、弘文堂)


「働かないひと」として(?)インタビューを受けました。

インタビューが文字になるのは、嫌いじゃないです。


幸せの時代

生きる力だとかコミュニケーション力とか、聴く力だとか、鈍感力とか。
本屋に行けば「○○力」のつく本の多いこと。
「○○力」を育成するための講演、研修、セミナーも多い。


力をつければ強くなる。
強くなれば負けない。
強くなれば勝てる。


力があれば幸せか?
強ければ幸せか?
勝つと幸せになれるのか?


力の時代はとっくの昔に終わったんじゃないか?
力の先に幸福はあるのか?


関係、態度、姿勢、在り方、習慣。

僕は力よりも大切にしたいものがある。


それらを大切にすることで、幸せになりたいと思っている。


橘川さんの講演を聴きながら、そんなことを先週思いました。


2008年12月16日

ゆかり、ごま、なめたけ

同じ血を引いていても、4人の趣味嗜好はバラバラ。

例えば、ご飯のお供(モユはこういう言い方をする)。
カンタは、ゆかり。
コタロウは、ごま。
もゆは、なめたけ。

ほぼ毎朝、これをご飯にふりかけたりして食べている。
さすがに、イクラかタラコがある時には、ゆかりもごまもなめたけも負ける。
カレーにも負ける。

カンタとコタロウのゆかりとごまは、ここ最近。
少し前は、コタロウはちりめんジャコだった。
でも、モユはもう3年間くらいナメタケ…。
よく飽きないもんです。

カイノスケは、味噌汁が好き。
彼は何をお供にして、ご飯を食べるようになるのでしょうか。

2008年12月21日

餃子を食べながら寝る

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久々にご飯を食べながら寝るコタロウ。

昨日のフェスタからずーっとテンションあがりっぱなしで疲れたんだろう。
電池が切れたように動かなくなりました。

2008年12月22日

一番早起きした人の特典

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僕が早起きをして仕事をしていると、部屋のドアが開き、誰かが入ってくる。

今日はカンタが一番の早起き。

早起きをすると、ぎゅーっと抱っこされ、
今日の夢はどんなのだった?と質問をされ、
膝の上に乗りながら、
ある程度の時間、ゆっくりと過ごせる。

お父さんを独り占め。
それが早起きの特典です。

いや、オレにとっての特典かな。

鉄平石、貞松院、砂漠

スーパーあずさ5号に乗って上諏訪へ。

鉄平石の石切り場が今日の目的地の一箇所目。
外壁と内壁に使うための鉄平石。
これを実際に見て、切り方や積み方を確認するのが目的。

石切り場というところに初めて足を踏み入れる。

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石だから当然、自然のものである。
今回、求めているのは、「できるだけ自然な感じ」のもの。
でも、切り出され加工された鉄平石は、ある規格で揃えられている。


なぜか。
運搬コストと積み上げるコストを下げるため。
ここらへんは、野菜や果物の大きさや形が同じものが多いのと論理が似ている。


本来、自然なものである石に「なるべく自然なものを」とリクエストをするのも不思議な感じだが、
この「自然な感じのものを」というのがなかなか難しいということが、わかった。


加工し部品として扱おうとすると、それは工業製品になり規格化される。
規格化していないものを手に入れようとすると、逆にコストがアップする。
もしくは、「不良品」や「捨てられているもの」から、それを探すことになる。


規格化されているものを求める人もいれば、
そうでないものを求める人もいる。


何かに似てるなぁ。


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美しい。

この石切り場にあった50年以上前に立てられた室(むろ)。
この近くに飯場があり、冷蔵庫の代わりにこの室を使っていたとのこと。

こんなふうになるといいのだが…。


目的地の2箇所目。

正願寺かと思って、タクシーの運転手にその寺の名前を告げたが、実際はその隣にあった貞松院だった。
どうやらこのあたりは4つくらいの寺院が隣接しているらしい。


空間的な記憶はけっこう優れているらしく、彼のお墓はすぐに見つかった。
久しぶりの墓参り。


1996年3月18日、もしくは翌日か翌々日の夜。
家庭教師のバイトを終え、車を運転している時に、やっと手に入れた携帯電話に、たしかタツキから電話が入り、彼の死を知った。

それからすぐ次の日だったか、上諏訪駅には学生時代の同級生が久々に集まった。
「こんなふうになってから集まっても遅い」と思ったし、実際に、そう言葉にした記憶がある。


その何年後かにお墓参りに来た。
そのときにも「真澄」というお酒を買ったし、今日も買った。
T田とG大は、「万澄」という後輩を巡っていろいろあり、
何回か、この「真澄」を一緒に飲んだ。
万澄を飲んでいた気分だったんだろうが、飲み込まれていたのは彼らのほうだった。

「上諏訪に鉄平石の石切り場がある」と聞いたときから、
なんだかこう縁のようなものを勝手に感じたわけだが、
やっぱりそういうもんなのかなとも思う。

彼と初めて出会ったのは、AO入試の面接の時。
彼は「一浪している」と言っていたので、正直僕は「一浪で自己推薦に受かるわけないだろ?」と思っていた。
だから、入学後に彼にキャンパスで再会し、かなり驚いた。


往復の車中で読んだ小説が、学生時代を書いたものだったから、
なんとなくいろいろなことを思い出した上諏訪訪問だった。


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砂漠(伊坂幸太郎、実業之日本社)

カイノスケ、1歳。たのもしい!

昨日から一気に歩く歩数が増え、その姿もしっかりしてきたカイノスケ。
今日で1歳です。


まずはアヤの手作りの「誕生日パン」でお祝い。
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ロウソクを吹き消すのも、兄2人との闘い。
もちろん2人とも勝手に消して怒られて泣きました。
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丸かじり。
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コタロウの時からはじめた1歳の誕生日での一升餅。
カイノスケも背負いました。
今回は、名前入りのお餅!
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数日前から力強く歩いていたので、期待大。
それに見事に応えてくれました。
泣かない。ぜんぜん泣かない。
立とうとする。
前に進もうとする。

そして見事に座った体勢から、ぐっと力強く立ち上がりました。
これには驚くとともに大爆笑。

「こんなの毎日のように圧し掛かってくるお兄ちゃんお姉ちゃんに比べれば軽いもんさ。」
そんな感じです。

たのもしい!

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ちなみに、コタロウ1歳(転がって泣いてました)
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カンタ1歳(つかまり立ちで精一杯。そして泣いた。)
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2008年12月25日

白馬に乗ったサンタクロース

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今年は早めに冬休みを取り、クリスマスは家族旅行。
サンタクロースは白馬に乗って登場しました、

25日は雪も降り、ホワイトクリスマス。
クリスマスをこんなにゆっくり過ごしたのも、初めてかな。

そして今年もクリスマスケーキは誕生日ケーキ。
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来年は、僕がつくってみよう。


2008年12月26日

「とんび」、「気をつけ、礼」

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(重松清、角川書店)

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(重松清、新潮社)


いずれも旅行中に読んでいた本。


「気をつけ、礼」の最初に登場する富田先生が好きだ。

ロックは始めることで、ロールはつづけることよ。
ロックは文句をたれることで、ロールは自分のたれた文句に責任をとることよ。
ロックは目の前の壁を壊すことで、ロールは向かい風に立ち向かうことなんよ。
(P.35)


「とんび」もいいですよ。


今年は僕にしては、ずいぶんと小説を読んだなぁ。


2008年12月27日

カンタ、3歳。

12月後半は誕生日が多い我が家。
ケーキを食べる機会も多くなります。
1週間に3人も誕生日がいると、まとめたくなる気もするのですが、やっぱり誕生日は特別な日。
1人ひとり別々にお祝いします。

特別扱いしなきゃ誕生日じゃない。

さて、カンタ、3歳です。
カンタはとにかく陽気。
表情も明るい。
この表情は将来この子にとっての武器になるだろうなぁ。


最近、じゃっかん卵アレルギーの疑いがあるので、卵も砂糖も使っていないケーキでお祝い。
カスタードクリームじゃなくて、甘酒やメイプルシロップを使ってます。
レシピにご興味ある方は、アヤコさんへご質問を。

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(ちょっと崩れました…)


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勢い良くローソクを吹き消すカンタ。


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三人で何をやっているかというと、三歳だから三本の指を立てる練習。
モユコタロウはできるんだけど、カンタはなかなか苦労してます。
いい姉兄弟だ。

2008年12月29日

2人でおじいちゃんおばあちゃんちへ

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今日からモユとコタロウは2人で北海道のおじいちゃんおばあちゃんちへ。
ほぼ2人で飛行機に乗り、ちょっとドキドキの旅行。
親から離れての旅行は、夏の2泊3日のキャンプ以来。
けっこう飄々と旅立っていきました。


「かんた、おねえちゃんおにいちゃんがいないとどんな気分?」
「んーと、うれしい!」
「さびしい?」
「たのしい!」

たしかにカンタは楽しそうです…。

彼女自慢

午後にYさんとお茶。
その場に来る予定のなかった彼の会社の後輩(男)もいた。
後輩君は僕も知っている人。
ずいぶん後輩君ニコニコしている。

Nさんは、後輩君に「相談があるんです…」と真剣な声で呼び出されたとのことで、僕と会う前に2時間ほど彼とランチしていたらしい。

後輩君は僕にもその相談の内容を教えてくれた。

「彼女ができたんです。ボスの秘書なんですよー。」
ニヤー。

iPod touch に保存してある写真もしっかり見せてくれました。

久々に彼女自慢をされてしまいました。
そして彼はそれを10分ほどして、帰りました。
今日は銀座でデートだそうです。

幸せそうで何より。

恋愛相談なんてしばらくされてないなぁ。
誰か僕に恋愛相談をしてください。


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