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2003年8月

2003年8月 1日

失う、得る

失うことは得ることで、得ることは失うこと。

カメ、キノセマン、カワリエ、カメ、そしてオレ、何を失って、何を得た?

失ったものも、得たものも、意外にどちらも、
たいしたものじゃなかったりするんだよね。

そう、たいしたことじゃないのさ。

2003年8月 2日

右足小指

体の変化に敏感になっている。

右足小指外側にシビレを感じる。痛くはない。
たぶんまた首のどっかの神経が、よいこらしょとなっているんだ。

右肩左肩が張っているのは、合宿の後遺症。
筋肉痛は昨日でおさらば。
足には無数の蚊に刺された後。

やっぱり気になるのは、この右足小指。

シビレと痛みは親戚らしい。
シビレがある程度以上になると痛みになると須田医師が教えてくれた。

軽いシビレってけっこう気持ちがいいんだよね。

ココロハシビレテナイカ?

2003年8月 3日

5月8日

大学時代の友達が亡くなった。
正確に言うと、亡くなっていた。5月8日に。

朝一番に読んだメールが、それを伝えるものだった。

そのメールを前に、ぼーっとしていた。

そのとき、然が泣き出した。朝ご飯。
ミルクをつくった。
抱きかかえながらミルクを上げた。

友人の死。
成長のためのミルク。

同時に起こったことに少し戸惑いを感じた。

ただ黙ってミルクをあげるしかなかった。

2003年8月 4日

高校生の言葉

昨日、Agora Projectの審査委員と講演会の講師をやってきた。

「あなたが総理大臣になったら日本をどう変えていくか?」 という課題を2日間かけて、
高校生が約4名と大学生のアドバイザー3名くらいでチームを組み、
政策のコンテストを行う企画。

予想に反して、おもしろい案がけっこうあがっていて感動。
驚いた。

印象に残った高校生の言葉。
「それでどういう日本にしていきたいんですか?」
「勉強は、自分の興味や可能性を引き出すためにやるんだ。」
「平等ではなく、公平」

最後に泣きながらありがとうを伝えてくれた群馬の高校生、長坂彩子さん、
応援してるよ!

2003年8月 5日

関東と関西

朝の飛行機にのって伊丹空港へ。

羽田空港と気温が2,3度違う。
暑い。

そのまま車で西宮へ。
5分ほど過ごして、神戸、三宮へ。

大槻で寿司を食べる。昼ごはん。

やっぱり寿司も東京とは若干違う。
刺身の大きさ。
わさび。
イカや蛸の出し方。
アナゴ。
煮切り醤油。
お漬物。

いくつかのものが違うだけなのに、
とても遠くにきた感覚。

そう。
耳にする言葉が違うのだ。

2003年8月10日

熱気球

スクーリング2日目。

曽野先生に休み時間中に呼ばれた。
「自己紹介、今取り組んでいることについて、講義の中で10分間くらいつかってみんなに説明してくれないかな?」

もちろんOKなのだが、やはり緊張はする。

講義を聴きながら、何をどう話そうか簡単なメモをつくる。

鈴木義幸さんの「プレゼンスマネジメント」に書いてあったことを思い浮かべる。

顎を引いて、声は低く、視線を長めに会わせて、スピードとトーンと間…

講演などのように、僕の話を聞きに集まってくれた人の前でスピーチするのと、
今回のように、他の人の話を聞きに集まってくれた人の前でスピーチするのでは、
緊張感が全然違う。

緊張感を覚えながらも、曽野先生の講義を聴く。
本当におもしろい。刺激に溢れている。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」の言葉を思い出す。

あっという間に、講義終了10分前。
ご指名があり、前に出てスピーチ。

50点の出来。

視線をあわす時間が短い。
スピード、トーンに変化が乏しい。
効果的な間の取り方ができていない。

まだまだですな。
突然のことにも対応しなきゃダメ。
自分に興味がない人を、スピーチで振り向かせないとダメ。

まだまだ経験不足。

でも、とてもいいチャンスを与えてもらった。

スピーチの後、10数人の人から声をかけられた。
「がんばってください。」「応援しています。」「元気づけられました。」

一番印象に残ったのは、
「わたし、熱気球やってるから、学校をオープンするときに、
 熱気球を上げに行きますよ!」

こんなセリフ、なかなか言えない。
最高の「I」メッセージ。

「あなたが」どうだったか、ではなく、「わたしが」どうなったかを、
すごく直接的に伝えてくれた。

学校がオープンするときに、熱気球があがるなんて、
なんかちょっと素敵かも。

2003年8月11日

遍歴力

曽野洋先生の講義で出てきた言葉。

遍歴力。

そう、まさにそれ!というキーワード。
僕が求めているのは、遍歴力。

やっぱりこの人、すごいや。
この人と知り合えただけで、玉川の通信教育やってたかいがある。

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夜は、「国際協力NGO活性化」のための研究会に参加。
某財団の委託研究らしい。
なぜか僕が研究メンバーになっているのだった。

研究メンバーは4人。少人数でいろいろな意見交換。
普段は意識しない視点を投げかけられる。いいトレーニング。

やっぱり 「非●●」や「Non ....」 じゃなくて、
肯定的な言葉が必要だ。

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それにしても、最近のこのスケジュールは何だ?
いつどうやって、スケジュールの立て方をミスったんだろう…。

2003年8月13日

日本の人口

連日のように曽野先生に刺激を受けているのだが、今日は人口。
気になったので、具体的な数字をチェックした。

少子高齢化という言葉も聞きに慣れたので気にならなくなってきた。
でも、数字で把握すると、愕然とした。

国立社会保障・人口問題研究所の日本の将来推計人口の低位推計によると、

2043年…人口が1億人を下回る(99,732千人)

2003年…年少人口(14.0%)、生産年齢(67.0%)、老年人口(19.0%)
2050年…年少人口(8.1%)、生産年齢(52.9%)、老年人口(39.0%)

(注)年少人口(0~14歳)、生産年齢(15~64歳)、老年人口(65歳以上)

なのだ。

ちなみに日本の人口が1億人を突破したのは1970年。

15歳が生産年齢になってるけど、今の高校進学率の高さからすると、
0~18歳、19~64歳、65歳以上の3区分で把握したほうがよさそうだ。
今度チェックしてみよう。

推計にしか過ぎない。でも、むちゃくちゃな推計ではないはずだ。

この人口ピラミッドの変化は、無視できない。
国の在り方に大きな影響を及ぼす。

投資と消費。
診察は消費、予防は投資。
このアプローチは使えるかも。

ちなみに、都道府県の将来推計人口も要チェック。

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こうやってスクーリングのように、1週間毎日2コマ連続して講義をするのって、
けっこういいなあ。こういうのだったら、もう一回くらいは大学で講義してもいいな。
いや、やっぱりやめておこう。
まずは29人に全精力を使いきろう。

2003年8月14日

知識、マインド、スキル。波。

スクーリングで数日間グループワークをした後、
各チームごとにプレゼンをした。

おそらく受講者のほとんどの人は、
幼稚園、小学校、中学校の教員資格を取ろうとしているはずだ。
現職の教員もいる。

しかもグループワークのテーマは、
「総合の学習」の授業を考える、というもの。

プレゼンの中には、「協力して主体的に調べ学習をするような授業にしたい…」
などの言葉が乱れ飛ぶ。

でもさ、グループワーク、ちゃんとできてないじゃん。
協同作業、できてないじゃん。
プレゼン、全然ダメじゃん…。

あまりに全般的なスキルの低さに驚く。

教員目指してるんだよね?

「子どもが好き。」というのは確かに大事。
ただ、それは必要条件ではあるが、十分条件ではない。

マインドが高いだけではダメ。
どの職業も、しっかりとしたスキルが必要。

でも、教員養成課程って、必要なスキルを育成するような授業は皆無。
こんなんで現場に送り込まれて、児童生徒に「先生の言ってることわかんない。」
とか言われてたら、そりゃー学級崩壊にもなるさ。

スキルは、トレーニングさえしっかやれば最低限は身につく。
トレーニングをやるかやらないかだ。
教員養成課程を「マインド」「知識」「スキル」の3ジャンルで、
編成しなおす必要があるんじゃないだろうか?
現行はあまりにも「知識」に偏ってないか?

「マインド」「知識」「スキル」。
どの職業でもこのバランスです。

と1時間目終了後に思っていたら、
「教員のプレゼンスキル育成」のことについて2時間目に
曽野先生が言及した。驚いた。
テレパシー?

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またもや波がやってきた。
いい波だ。

次から次へとキーパーソンに会えるチャンスがやって来ている。
前の波が数ヶ月前。
涼しい夏に大きな波がやってきた。
準備体操して、飲み込まれないように、波に乗り遅れないように。
しっかりと、波をつかまえよう。
でも、見過ごすべき波は、しっかり見極めよう。

2003年8月15日

久々の試験、お盆の病院

玉川のスクーリングも最終日。試験だ。

最後にいわゆる筆記試験を受けたのは、
大学4年生の時だから、8年ぶりか。

だいたい出題されそうな問題は予想がついていたが、
やっぱり紙を目の前にすると、ちょっと迷いが出る。

でも、一度書くとそこから一気に書ける。どんどん書ける。
しかも鉛筆で…。
普段、鉛筆で文書なんて書くことは、ほとんどない。

文書は書くものではなく、打つものになっていた。

久々に書くと、おもしろい。これが右脳ライティングか?
思うことをどんどん書く。
消すのが面倒だし、もったいないから、
どんどん追加して書いていく。

たまにはいいね。

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試験が終わり、車で自宅へ。
戻っている途中に携帯電話がなり、そのまま病院へ。
然の調子が悪くなった。

かかりつけ病院は、いなみ小児科
今日のような緊急の時は、国立成育医療センター

お正月に然が成育医療センターに入院した時に、ここは安心できる病院と確信。
以後、緊急時などにはここに来ている。

お盆の病院は、いつもと違うことがあった。
普段の緊急診療は、比較的若手や中堅の医師中心。
でも、今日は、ベテランタイプの医師が多かった。
おそらく管理職だろう。
盆や正月は、管理職が出勤するんだろうか。

いつも若手や中堅の医師は、非常に愛想がいい。
そこがこの病院のよさだ。

今日の医師は、ちょっと固い。
いつもと違うなあ、という印象を持ちながら、診察終了。満足度低。

ところが、その瞬間、「ばいばい!」と満面の笑みで、その医師。
その前からは想像できない表情だった。

やっぱり子どもが好きなんだ。

満足度アップ。

2003年8月16日

チャンス・オペレーション

昨日の曽野先生の講義の言葉。

「チャンス・オペレーション」
あえてわかりやすくして言うと「偶然を必然に変える」ということ。

いろいろな偶然が転がっている、転がりこんでくる。
その偶然を、自分にとっての必然にできるか、できないか。
ただ、偶然を偶然のまま、やり過ごしてしまうか、しまわないか。

小さな偶然を必然に変えていくこと、たしかに大事だ。

よく言う、運も実力のうち、ってやつですな。

2003年8月17日

中3女子29人

25、26日、私立中学校3年生の女子29人対象に特別授業をする。
その準備で、ここ数日はバタバタ。

授業で使うシールと封筒と便箋を買いに、東急ハンズへ。
ただのシールと封筒と便箋じゃだめなんだ。
私立中学校3年生女子が「かわいいー」と喜んでくれそうなシールと封筒と便箋が欲しいんだ。

そんな説明を店員にするわけにもいかず、一人でうろちょろ。

全然わからん、わかるわけがない。

何がかわいいーで、何がかわいくないんだ?
ブタはかわいいのか?
カエルはどうだ?
やっぱり、クマか?
それとも、なんかディズニーもの?
いや、もう中三だぜ、そんなのは子どもっぽいって一蹴されるんじゃないか?
あ、イルカだイルカ。
それにタマちゃんだから…、アシカ?オットセイ?

目に入るものをとりあえず買ってみた。
絶対に使い切れないくらいの「かわいい」シールが、
山のように買い物かごにはあった。

いいや、全部買っちゃえ。
全部かわいいんだ。

買ったものを、私立女子大生にチェックしてもらう。
情けない…。

「こんなんでいいかなあ?」
「あ、いいんじゃないですか。」

よかった。とりあえず、かわいいらしい。
でも、大学3年生と中学校3年生じゃあ、けっこう年齢違うからなあ。
心配だ。

明日、シールを中3女子にあげたら、どんな反応するんだろ。
あー、それが一番緊張する。

「え、いらない」とか言われたら、まじで、凹む。
難関だなあ、かわいいシール。

あー、31歳なんだ…、と実感した。

2003年8月18日

タイミング

シール、けっきょく一日目は使わず。
というか、タイミングを逸した。

最初に発言した子に、まずはあげて、その後は、
どんどんシールをあげようと思ってたんだけど、
10時から15時の授業の間、僕の左胸ポケットには、
シールの動物園でした。

キリンが一匹脱走して、しっかりポケットの内側に貼り付いていた。

まあ、要するに緊張していたってことだな。
一発目を逃すと、あとはダメ。
それでオシマイ。その仕掛けは、もう封印。

何に一番緊張していたんだろ。
なんかあの慣れない雰囲気かな。
女ばっかりっていうのは、やっぱり無理。
男ばっかりは経験豊富だけど。

明日も同じメンバーに対しての授業なのだが、
たぶんシールは使わないだろうなあ。
一日目に使ってなくて、二日目に使うのは違和感あり。

今度、女子校で出前授業するときに、シールは使おう。
ぜったい使ってやるぞ。

あ、そうだ明日は封筒と便箋を使うんだった。
かわいいの買ってきてるんだ。
あー、これを彼女たちの前に出さなきゃいけないんだ。
うお、緊張。

そうか、受け入れられるか、受け入れられないか。
それで緊張してるんだ。

2003年8月19日

停電ベイビー

朝、ラジオを聴きながら不謹慎ながら思った。

何も事件事故が起こらないなら、2、3日間の停電も悪くはないな。
TOKYOなら、パニックになって、犯罪が連発するのかもしれないけど、
でも、なんとなく、長時間の停電、わくわくしそう。

停電の間、いろいろしゃしゃり出て、
ここぞとばかりいろいろ仕切りまくる自分の姿が想像できる。

W杯で韓国がイタリアに勝った夜もそうだったけど、
NYの停電の夜から10ヵ月後に、停電ベイビーがけっこう生まれるだろうなあ。

爽快感

この爽快感は久々かな。

特別授業二日目。
我ながら一日目の緊張状態から、見事に復活。
今日は80点。

秘訣は3つ
・準備をやり直した
・自分の決断に対して自信を持った
・キャラメルを持っていった

その結果
・まわりの状況が見えた
・力強さ、スピード感、テンポができた
・疲れをコントロールできた

今回受講してくれた29人の中学生、
適度なタイミングで、いい刺激の機会があれば、
おそらく将来、何かを成し遂げる人材が生まれるだろう。

ただ、僕は非日常の人。
日常的に現場を持つってやっぱりいいなあ。
それなりの苦労もあるだろうけど、
でも、やっぱり非日常の人は、非日常でしかない。

継続的な関係を持ちつつ、今日のようないい緊張関係を保てるか?

2003年8月20日

50歳の自分、15年後の自分

コーチングの日。

ある決断をするためのコーチングの時間、30分間。

50歳の自分を具体的にイメージしてみる。
体型、髪型、表情、性格…。
そしてその50歳の自分が、今の自分にアドバイスをする。

もう1つ。
15年後の自分になりきって、
過去を振り返り、その時の決断が成功した理由を考える。

どちらも一人じゃできない効果的な方法。

2003年8月21日

2畳の空間

朝から2畳くらいの小部屋に篭る。
狭いけど、閉塞感はない。

地上49階。
天井が少し高く、窓が大きい。
窓の外には「東京」が広く見渡せる。

余計なものがない。誘惑するものもない。

とにかく集中できる。

広い空間と狭い空間の両方がやっぱりほしいな。

2003年8月22日

キュービタルと遍歴力

石井威望先生を囲んでの勉強会第2回目。

「キュービタル」と「遍歴力」が、ばっちりつながった。
そう、福沢諭吉は遍歴力がある人であり、
キュービタルな世界観を持ち、キュービタルなワークスタイルを持っていた人なのだ。

午前、午後と悶々と本のページをガシガシめくりながら考えていたことが、
夜の勉強会で1つにつながった。

そう、キュービタルは別に新しくないんだ。
昔から存在していたけど、そこにベールがあっただけ。
そのベールが最近になって除かれただけなのだ。

2003年8月23日

たった一人の聴衆

曽野先生が講義の時に阿刀田高さんの「たったひとりの聴衆」という文章を紹介してくれた。

アゴラ・プロジェクト、洗足学園での特別授業。
ぽつぽつと僕にとってのたったひとりの聴衆たちから、連絡が来始めた。

生嶋さん、斉藤さん、ぜひぜひ一度意見交換しましょう。
高校生の今、思っている問題意識が僕には必要。

保崎さん、栗川さん、やる気なんて無理して出さなくていいから、
とにかく楽しむ、楽しむ方法を見つけよう。

たったひとりの聴衆は、いつでもいるんだ。

差し入れ

プリンと杏仁豆腐を60個持って代々木のオリンピックセンターへ。

「オリセン」。
大学院1年生の夏、岐阜県の子どもを招待し、マルチメディアキャンプを実施。
当時ではかなり技術的には進んだことをやっていた。
でも、みんな携帯電話を持っていなくて、携帯電話をレンタルし支給していたなあ。
衛星とかつかって通信とかしたりして、贅沢なことをやってたもんだ。

一番子どもたちが喜んだのは、大きなスクリーンでやったバーチャファイター大会。

そのときも、誰かが差し入れを持ってきてくれた。
誰が何を差し入れたのかは忘れたけど、うまかった。

差し入れするって、大人になった気分。

2003年8月24日

前橋へ

前橋で開催された群馬県高校生フェスティバルへ行った。

そのイベントに行ったというより、そのイベントの代表をしている
高校2年生、長坂彩子さんに会いに行った。
会いに行くというより、一声かけに行った。

「開催できて良かったね。」の一言を伝えたかった。

想像以上に前橋は遠かった。
行きは3時間弱。帰りは5時間弱。みごとに渋滞にはまった。

長坂さんと会話したのは5分くらいだろう。

会う約束もなしに、ひとりの人に一声かけに行くためだけに、
こんなに時間を使ったのは久々だった。

でも、「時間がもったいない」とは思わなかった。

チャンス・オペレーションだから。

2003年8月25日

ライト兄弟、未来心理

金曜日に引き続き石井威望先生と話しをする機会に恵まれる。
高橋潤二郎先生も同席という、僕にとっては刺激的な環境。

石井先生の話。

ライト兄弟と他の飛行機発明家の違い。
他の飛行機発明家は、完成した試作機に助手を乗せた。
ライト兄弟は、完成した試作機に自分達で乗った。

自分達で乗る(試行するってことだ)ことでいろいろわかった。

・飛べたはいいが着陸がしっかりできないと意味がない。(壊れちゃうし、死んじゃうから)
・けっこうやっぱり飛んでいると怖いね。
・横から風がくると、不安定になる。
・追い風より、向かい風のほうがよく飛びそうだ。
などなど。

模擬体験、類似体験を通じて、未来に起こる心理状態を予測する。
未来心理。

模擬体験・類似体験して、未来心理を感じること重要。

2003年8月28日

プレゼンテーションスキルセミナー

普段の講演の10倍、疲れた。

大学生約100人を対象に2時間の「プレゼンテーションスキルセミナー」。

プレゼンスキルのセミナーだから、講師の僕も2時間ずっとプレゼンに対する
意識をしっかり持ってなきゃいけない。
「だめじゃん、お前が」と思われるのは絶対にNGなわけだ。

普段の10倍準備をして、10倍緊張するが、
でも、やっぱりスタートは、立ち上がりが悪い。

普段の100倍準備しなきゃだめなのだ。

ただ自信を持って言えるのは、確実に参加者のプレゼンスキルはアップしている。
絶対に、彼ら彼女らは、周りの大学生以上のスキルを身に着けている。

この場をセットしてくれたピー子に感謝。ありがとう。

それにしても、本当にエネルギーを大学生に吸い取られた…。
ツカレマシタ。

2003年8月29日

iPod がわからない

生まれて初めてAppleの製品を買った。
そして使いこなせていない。

iPod を数日前に買ったんだけど、なんかイマイチわからん。
PCには接続できた(たぶん)けど、CDの曲がうまくiPod に
転送できん。

付属のマニュアルは超不親切で、読んでも意味不明。
サイトにいっても、なんかわからん。

あー、TVとビデオが接続できないおっちゃんになった気分でいやだなあ。

iPod に手持ちのCDを全部ぶちこんで、
それでカーステレオと接続するのが最終目標なのに、
最初の一歩でつまづきました。

カナシイ。

流木と焼肉

ムックがやっているBeGoodCafe 湘南へ行く。

流木でスプーンをつくってみた。

波の音と海で遊ぶ人の歓声を感じながら、もくもくと流木を削る。
互いに自己紹介もせずに、一緒に参加している人たちと言葉を交わす。
波のような会話。

夕暮れになり手元も暗くなった。

ぜいたくな時間。

気分が良くなったので、桜新町1-3-5にオープンした焼肉屋「つる屋」へ。
最高にうまい。焼肉ではなく、肉焼きだ。

飲みすぎた…。

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2003年8月30日

北海道、阪神タイガース、ホームグラウンド

D-Styleという「北海道を世界で一番住みたい場所だと世界中の人に言ってもらえる場所にする」ために活動を始めたところでワークショップの合間に30分間、スピーチ。

大学生や社会人2、3年目の人が中心で31歳は最高齢。
参加者のほとんどが北海道出身だったり、住んだことがある人。
なじみのある地名が多く聞けて、なんかほっとする。

2時間30分くらいのワークショップで最終的には各グループで
「私達は、○○が△△できる北海道をつくることをここに宣言します。」
という一文にまとめた。

「多くの人が自己実現できる北海道」、これが僕らの一文。

最近、北海道のことを思うとある人のことを思い浮かべる。
近江正隆さん。
楽天にも出店中で、近江さんの獲る「ししゃも」は絶品。秋が待ち遠しい。

近江さんは高校卒業まで東京にいて、卒業後、北海道にひとりで移り住む
そして、今は、奥さんとお子さん3人(うち2人は自宅出産!)と暮らしている。
本業は漁師。そして獲ったものをインターネットで直売している。

北海道をすごく愛している人のうちの一人。

なぜかわからないけど、今の僕にとっては、北海道といえば近江さんなのだ。


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阪神タイガースが復調した。
甲子園に戻って4連勝。
それまでの苦悩が嘘のようだ。

長く離れていたホームグラウンドに戻るっていうのは、
やっぱりそういうことなんだろうか。
阪神ファンが待っててくれるんだもんなあ。
そりゃー、がんばっちゃうよな。

北海道は、僕のホームグラウンドなのだろうか。

2003年8月31日

iPod 動いた

無事、CD から iPod へ曲をコピーすることができた。
できてしまえば簡単だった。

手順の問題だった。

そしてやっぱりマニュアルは役に立たなかった。

そういえば「オシッコ」でマニュアルについて書いたなあ。

然は最近、お風呂でオシッコもウンチもしない。
成長しているのだ。

あなたはガルシアに手紙を届けられるか?

何でこの本を買ったか忘れたが、買ったので読んだ。
期待はずれ。

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本を読んだだけで「仕事が10倍高まる」はずはなく、
本を読んで「仕事が10倍高まる」人は、それ以前に高まっている。

ガルシアに手紙を届けられない人を、
どう活用するか、どうモチベーションアップするかが、
僕の関心ごと。

「金持ち父さん、貧乏父さん」のロバート・キヨサキ氏が来日して講演会をするらしい。

一番安い席で7000円、一番高い席で48,000。
対象は、5000名。

この講演会で、ロバート・キヨサキ氏は金持ち父さんになるだろうが、
この講演会に来ている人は、一生かかっても金持ち父さんになれないだろうなあ。

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