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2003年8月14日

知識、マインド、スキル。波。

スクーリングで数日間グループワークをした後、
各チームごとにプレゼンをした。

おそらく受講者のほとんどの人は、
幼稚園、小学校、中学校の教員資格を取ろうとしているはずだ。
現職の教員もいる。

しかもグループワークのテーマは、
「総合の学習」の授業を考える、というもの。

プレゼンの中には、「協力して主体的に調べ学習をするような授業にしたい…」
などの言葉が乱れ飛ぶ。

でもさ、グループワーク、ちゃんとできてないじゃん。
協同作業、できてないじゃん。
プレゼン、全然ダメじゃん…。

あまりに全般的なスキルの低さに驚く。

教員目指してるんだよね?

「子どもが好き。」というのは確かに大事。
ただ、それは必要条件ではあるが、十分条件ではない。

マインドが高いだけではダメ。
どの職業も、しっかりとしたスキルが必要。

でも、教員養成課程って、必要なスキルを育成するような授業は皆無。
こんなんで現場に送り込まれて、児童生徒に「先生の言ってることわかんない。」
とか言われてたら、そりゃー学級崩壊にもなるさ。

スキルは、トレーニングさえしっかやれば最低限は身につく。
トレーニングをやるかやらないかだ。
教員養成課程を「マインド」「知識」「スキル」の3ジャンルで、
編成しなおす必要があるんじゃないだろうか?
現行はあまりにも「知識」に偏ってないか?

「マインド」「知識」「スキル」。
どの職業でもこのバランスです。

と1時間目終了後に思っていたら、
「教員のプレゼンスキル育成」のことについて2時間目に
曽野先生が言及した。驚いた。
テレパシー?

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またもや波がやってきた。
いい波だ。

次から次へとキーパーソンに会えるチャンスがやって来ている。
前の波が数ヶ月前。
涼しい夏に大きな波がやってきた。
準備体操して、飲み込まれないように、波に乗り遅れないように。
しっかりと、波をつかまえよう。
でも、見過ごすべき波は、しっかり見極めよう。

コメント (2)

鈴木尋為:

こんばんは。玉川大のスクーリングで一昨日アドレスを教えて頂き、早速拝見させて頂きました。鈴木尋為(ひろい)と申します。8年間勤めていた会社を昨年の12月に辞め、現在、教員採用試験を受けながら、小学校免許取得の為に通信で勉強しています。

先日の本城さんのスピーチ、良かったです。特に興味を引いたのが「5つのキーワード」です。少し見て、「人前で話している人だな、、、」と解りました。薄々感じていたのですが、「人前で話す技術」が教員には絶対必要ですよね。一応、私もサービス業に従事していて、人前で多少は話していた経験があるのですが、この前の総合演習では撃沈し、トレーニングの継続性を痛感しました。あとのスピーチの内容はただ、圧倒されるばかりで、ショックでしたた。ありがとうございます。あと「マインド」「知識」「スキル」かぁ、いいこと聞いた。

その「キーワード」のことで。
「役割より存在」とおっしゃっていましたが、具体的にはどのような事でしょうか?それが解りませんでした。

組織(会社)において構成員が存在する理由は、その構成員の担う役割(組織の中で個人に何が出来るか)にあると思っています。「存在」だと、そこに「いることが」存在理由になるのかな?と。そしてその「存在」は組織にとってどのような影響を与えるのか、私の少ない経験の中では、そのような「役割より存在」な構成員は良い評価を受けていた覚えはありません。もし、「存在」が構成員たる理由ならば、その評価はどのようにされるか。

本城さんがおっしゃっていたことからずれてませんか?役割と存在の関係をこのように把握したつもりだったのですが、いかがでしょうか?もし違っていればその関係を教えて頂けませんでしょうか?

ほかのキーワードは何となく解りました。私も後輩には口だけで言っていたような、、、。

曽野先生の講義は面白いですね。本題の話も脱線話も。
後ろの学生達は寝てる人ばかりです。それか「わっかんない~」と休憩中に諦めて言っているか。皆単位を取ることが目的なようですね。もったいないなぁと。

毎日かなりなショックを受けて帰ります。「俺全然駄目じゃん」とか思いながら。まだまだ勉強不足ですね。

ショックを受ける人を見てると「とりあえず具体的に動いている」ことが皆さん特徴ですね。私もそれを目指して頑張ります。

長くなってしまいました。
お忙しい所、申し訳ございませんでした。
頑張ってください。良い学校作ってくださいね。

ちびメグ:

「マインド」は、きっと松野先生(教科教育法・算数)から学べることなのかも。
最後の講義で、松野先生は「自分が実現させられなかったから、あなたたちに託す」として、彼女が教育に携わる思いを伝えてくれたの。
理想の教師像
・学ぶ楽しさを教えるプロ
・個性を伸ばすベテラン
●生きる喜びを感じ取らせる
そうあるために必要なこと
・子どもが好き
・学び続ける
●教育への使命・誇りを感じる
●自分の生き方をいつまでも問い続ける
・社会や家庭の常識を身につける
文字にしてしまえば、これだけのことなんだけど、彼女の生の言葉、生のコメントが付いて、私はひどく感動させられた。本気で胸が熱くなって、涙が出たよ。
曽野先生の講義をわからない、という学生がいるように、松野先生の講義も冷めた目で見ている学生もいるけど、私は感動できる自分であってよかった、と思ってるの。

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