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2003年8月10日

熱気球

スクーリング2日目。

曽野先生に休み時間中に呼ばれた。
「自己紹介、今取り組んでいることについて、講義の中で10分間くらいつかってみんなに説明してくれないかな?」

もちろんOKなのだが、やはり緊張はする。

講義を聴きながら、何をどう話そうか簡単なメモをつくる。

鈴木義幸さんの「プレゼンスマネジメント」に書いてあったことを思い浮かべる。

顎を引いて、声は低く、視線を長めに会わせて、スピードとトーンと間…

講演などのように、僕の話を聞きに集まってくれた人の前でスピーチするのと、
今回のように、他の人の話を聞きに集まってくれた人の前でスピーチするのでは、
緊張感が全然違う。

緊張感を覚えながらも、曽野先生の講義を聴く。
本当におもしろい。刺激に溢れている。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」の言葉を思い出す。

あっという間に、講義終了10分前。
ご指名があり、前に出てスピーチ。

50点の出来。

視線をあわす時間が短い。
スピード、トーンに変化が乏しい。
効果的な間の取り方ができていない。

まだまだですな。
突然のことにも対応しなきゃダメ。
自分に興味がない人を、スピーチで振り向かせないとダメ。

まだまだ経験不足。

でも、とてもいいチャンスを与えてもらった。

スピーチの後、10数人の人から声をかけられた。
「がんばってください。」「応援しています。」「元気づけられました。」

一番印象に残ったのは、
「わたし、熱気球やってるから、学校をオープンするときに、
 熱気球を上げに行きますよ!」

こんなセリフ、なかなか言えない。
最高の「I」メッセージ。

「あなたが」どうだったか、ではなく、「わたしが」どうなったかを、
すごく直接的に伝えてくれた。

学校がオープンするときに、熱気球があがるなんて、
なんかちょっと素敵かも。

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