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2003年5月

2003年5月 1日

知事のメールマガジン

高知県知事の橋本大二郎さんが書いている「知事のメールマガジン」の62号が届いた。

2001年9月14日が1号。
小泉首相のライオンハートの創刊準備号が2001年5月29日発行だから、
こちらの知事のメルマガのほうがちょっとスタートは遅い。

でも、橋本知事のメルマガのほうが僕にはおもしろい。
失礼な言い方になるかもしれないが、ツラツラと書かれてある雰囲気がいい。
42号の「スプーン曲げの教訓」なんかも好きだ。

さて、5月。

1ヶ月が終わる度に、「あー、もう○月か…」と嘆きの台詞を吐いている。

2003年5月 2日

Successful Networking Workshop

和栗百恵氏の誘いで、中央大学へ。
彼女は中央大学で国際インターンシッププログラム講師をしている。

中央大学に今日来た理由は、
米国ウィスコンシン大学マディソン校のビジネススクールから来日している
Joan Gillman さんのワークショップに参加するため。

久々のワークショップへの参加。

今回のテーマは、「Successful Networking」。
とても共感に満ち溢れたワークショップ。

今では普通に実行していることだけど、
あらためてそれを指摘されると、
なるほどそれをできてない人が周りには山ほどいる。

慶應での講義にの参考になるところが山ほどあった。

それにしても、藤沢キャンパスも遠いけど、多摩キャンパスも遠いね。

2003年5月 3日

6kgの米と6.5kgの孫

連休は実家で親孝行。
孫の顔を見せるのが、今は一番の親孝行。

途中で祖母がお世話になっている老人ホームに立ち寄る。
祖母は6.5kgの曾孫、しっかり抱いた。
でもきっと6kgのお米袋は、持てないだろうな。

老人ホームと保育所、幼稚園を一緒にしている自治体が
あると聞いたことがあるが、その理由がわかった気がする。

2003年5月 4日

行者にんにく採り、深夜のサッカー

行者にんにくを採りに、昭司ちゃんの案内で山へ入る。

「お前ら、スニーカーなんかじゃだめだべや。」と言われながら行った先で、
見事に文子はぬかるみに両足をずぶずぶ埋めていた。

ほんの数十分でたっぷりの行者にんにくを採り、車の中をニラとニンニクの
混じったようなニオイで充満させる。

僕は行者にんにくを採らずに、然を抱きながら右手にビデオカメラ。
まさに、休日のお父さんなわけです。

昼過ぎに家に戻り、14時くらいから庭で炭を熾して焼肉。
ジンギスカンを買ってきて、そこに行者にんにくをぶち込みもりもり食べる。
ビールがうまい。
夕方に、ゆりかとその彼、ゆりかのお母さんと従兄弟の順子ちゃんが焼肉に合流。
その後、俊介も合流。
だんだん少しずつ寒くなり、熱燗で身体を温める。
炭火でやる熱燗は、なんかやわらかい。

マサタケのおばあちゃんが昨日の朝、なくなったということで、
酔っ払いながらもお線香を上げに行く。

仮通夜がにぎやかにいとまれ、ここも飲み会。
マサタケが将棋盤を抱えて待っててくれたので、一本勝負。
マサタケとの最後の戦いは、確か中学校のとき。
酔っ払いながらも、けっこういい勝負をして、
見事に勝利。気持ちがいい。

1時間くらいでマサタケの家を出て、実家に戻る。
焼肉には、祥司も合流。
さすがに寒くなってきて、後始末をし、居酒屋の夕花にみんなで飲みに行く。
昼過ぎから飲んでいるから、さすがにベロベロ。

夕花には、マッコも加わり馬鹿話に花が咲く。
酔った勢いで「よし、サッカーやるべ!」と盛り上がり、
夜中の1時にサッカーボールを抱えて、
町の多目的グラウンドで6人でサッカー。

最高だった。
酔っ払いの僕らは、奇声を上げながら大いに蹴った。

音別。
みんながいつまでもこの町で集まれますように。

2003年5月 5日

鯉のぼり

5月5日の子どもの日。
子どもの日と言えば、やっぱり鯉のぼりだ。

5月は僕の誕生月ということも理由のひとつだが、
鯉のぼりが空を泳ぐこの月が小さい頃から好きだ。

実家の庭には、鯉のぼり専用の10mくらいの高い
ポールが立っていて、5月になるとそこに鯉のぼりをはためかせた。

うちは確かお父さん鯉、お母さん鯉、子ども鯉の3匹バージョンだった。
近所には、5匹バージョンや9匹バージョンの家もあった。

今でも実家の周りには、鯉のぼりが元気に泳いでいる。

今日、東京に戻ってきて車で羽田空港から家に戻るまで、
空を元気に泳ぐ鯉のぼりは1つもみかけなかった。
見かけるのはマンションのベランダに飾られている小さな鯉のぼり。

やっぱり鯉のぼりは風を受けて空を泳がなきゃ鯉のぼりじゃないのだ。

2003年5月 6日

タイミング

いいタイミングを見計らうことがある。
でも、たいていそれは失敗する。

今回もそうだ。

もう一度会って話が聞きたい、と思っていた。

本当にそう思ったら、その時にお願いして、もっと話を聞かせてもらうか、
日程調整をするべきなんだ。

「また会えるから、いいか…。」そう思って、やり過ごしていた。
そしたら、一生会えなくなってしまった。
もう話は聞けない。

いいタイミングなんて、やっぱりないんだ。
思いついた時が、最高のタイミングなんだ。

清水さん、梅酒ありがとうございました。
SFCをつくってくれて、ありがとうございました。

2003年5月 7日

高知への出張

「それで、どんな学校をつくりたいんですか?」
という質問をたくさんしてもらった高知出張だった。

1日のうちに何回も同じ質問をされ、それに答えることで、
だんだんもう一度、頭の中が整理されたり、伝え方が改善されてくる。
最近、それがなかったので、すごくいいチャンスだった。

2つのミーティングも、本当に初対面の僕の話を真剣に聞いて頂き、感激。

コーディネートしてくれた浜田さん、ありがとう!!

そして、高知の夜は多いに語り合った。
初対面の人がほとんどだったけど熱かった。

本当に濃い高知出張。収穫多し。

2003年5月 8日

就業規則と握手

就業規則をどんなときに見るか。
1)入ったとき(入社)
2)出るとき(退社)
3)問題発生したとき

握手をどんなときにするか。
1)出会ったとき
2)別れるとき
3)問題解決されたとき

就業規則には、その経営者の姿勢が表れる。
握手の仕方には、その人の雰囲気が表れる。

そんなわけで、「就業規則は握手」なのである。

2003年5月 9日

似顔絵サンキュー!

金子が似顔絵を書いてくれた!

なのでさっそくアップ。右下を見よ。

金子のデジタルマンガ作品は、こちら
他の作品と違って、「デジタルマンガ」という新しい形を提示しているのだ。

2003年5月10日

問題解決

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで、この4月から講義を担当している。

倍率4倍の難関を突破してきた28名の履修者向けに出したメール。

To:XXXXXX
Subect:問題解決のティップス
---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- ---- --- 先日の最終レポート相談会を終えて、 感じたことをまとめました。

最終レポートを書くときの参考にしてください。

おそらくレポートを書くだけではなく、
もっと他の重要なことの参考になると思います。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃問題とは何か?
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

問題とは、理想と現実のギャップです。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃問題の探し方
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ステップ1)現状を把握する
ステップ2)理想を把握する
ステップ3)現状と理想のギャップを把握する

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃「問題」と「現象(現状)」は違う
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

多くの人が、「問題」と「現象(現状)」を混同しています。

【現象】今月の売上8000万円
【理想】今月の売上1億円

このときの問題は、
「今月の売上が8000万円しかない。」ではなくて、
「今月あと2000万円売上なくてはいけない。」です。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃どう違うか? 「犯人捜し」vs「方法探し」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

A)問題を「今月の売上が8000万円しかない。」とした場合

「なぜ8000万円しか売れなかったのか?」

「ゴールデンウィークがあって営業日が少なかったから。」とか
「競合他社が20%安い値段で類似商品を出したから。」とか
「SARSの影響で、消費が冷え込んでいるから。」とか
いろんな【犯人】(原因)を捜しがちです。

でも、これはまったく意味がない!

なぜなら、犯人を捜しても、「売上1億円」という目標は
達成されないからです。

B)問題を「今月あと2000万円売上なくてはいけない。」とした場合

「どうやってあと2000万円売上るのか。」

「ゴールデンウィークがあったから今度の土日出て仕事しよう。」とか
「競合他社と同じように値段を20%安くしよう。」とか
「SARSの影響がない地域に売り込んでいこう。」とか
いろんな【方法】を探します。

これなら、「売上1億円」という目標は達成されるかもしれません。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃過去に向かうのか、未来に向かうのか
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【犯人(原因)】捜しが好きな人は、【過去】に向かう人です。
【方法】探しが好きな人は、【未来】に向かう人です。

どちらも大事です。
ただ、【犯人】を見つけただけで満足しないでください。
大事なのは、【方法】をみつけることです。
そうでないと、問題は解決されません。

学者じゃないんだから、
過去に向かうことばっかりしても、しょうがないですよね。

未来に向かって行動しましょう。それが大事です。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃まとめ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【犯人】がわかると、現象が把握できます。

【方法】がわかると、問題が解決できます。

みなさんは、どっちがいいですか?

2003年5月11日

水鏡

あんな大きな水鏡を見たのは生まれて初めてだと思う。

土曜日から山梨県の四尾連湖にキャンプに行った。

前の日、焚き火を前にけっこう飲んだのに、
朝4時30分に自然に目が覚めた。

外はもうほんのり明るく、朝特有のしっとり感。

テントの外に出て、湖を見て驚く。
まさに鏡。
小さくて丸い湖一面に、周りの山々が映りこむ。

しばらくそれを見ながらぼーっとした。
何かを考えていたけど、何を考えていたのか忘れた。

身体が冷えてきたので、火を熾し、朝ご飯のお粥にとりかかった。

キャンプの時には、誰よりも早く起きなきゃ、損なのだ。

2003年5月12日

右利き、左利き

生後6ヶ月の然を観察して、最近、気がついたこと。

・寝返りをするときには、左手を軸にし、右手で勢いをつけて、仰向けからうつ伏せになる。
・自分の足を口のところに抱え上げ、足の指を舐めている。いつも右足を舐める。

もしかして、これってもう右利きっていう傾向が出てるのかもしれない。
しばらく注意深く観察してみよう。

興味があるのは、いつ、どこで、ジャンケンを覚えるのか。
これがすごく知りたい。

2003年5月13日

誕生日

31歳の誕生日でした。

1972年~1974年 北海道白糠郡白糠町
1974年~1977年 北海道釧路市鳥取
1977年~1988年 北海道白糠郡音別町
1988年~1991年 北海道函館市日吉
1991年~1996年 神奈川県藤沢市円行
1996年~2000年 東京都目黒区中央町
2000年~2002年 東京都目黒区下目黒
2002年~現在   東京都世田谷区駒沢

北海道にいた時期が、やっぱりまだ長いんだな。

これから先、どこにどれくらい住むんだろう。

2003年5月14日

新社長の誕生日カード

4月からある会社の社長に就任されたTさんとランチ。

社長就任する少し前の3月のある日、大失敗をしてしまったとのこと。
ある社員の名前を間違って呼んでしまったのだ。
Tさんは、そうとうショックだったようだ。

社員数は百数十名。
だんだん社員の顔と名前、やっていることが一致してこなくなる。
100人くらいまでは、ちゃんと覚えられるんだが、
それ以上は覚える努力をやめてしまいがちだ。

僕もそうだった。途中から覚えようとしなくなった。
そして覚えなくても、別に業務上の支障はなかった。

Tさんは、僕とは違った。
名前を間違えた一件の後、ある作戦を考えた。
社長に就任したら、誕生日に直筆のカードを直接手渡しで贈ろう。
そうすれば、その人の名前、顔がわかる。
去年どんな仕事をしたか、今どんな仕事をしているかは、その人の上司に聞く。
誕生日カードだけでなく、図書券もつける。
本を読んでほしいという願いを込めて。

誕生日カード作戦。

社内の誰にも告げずに、こっそりとはじめたらしい。

ご想像の通り、効果ばっちり。

僕も、またいつか、組織が少しずつ大きくなったら真似しよう。

待てよ、今すぐ、これを真似してやる方法はないのかな?

物事始めるのに、いいタイミングなんてないのだ。
すぐに始めるのが、最高のタイミング。

2003年5月15日

オープン

マンションの目の前に、一軒のお店がオープン準備をしている。

せっかくなのでオープン日に行ってみよう。
1つのお店がオープンして、どんなふうに変わっていくのか観察してみよう。

とりあえず、どうやら工事は予定より長引いているようだ。
完全なオープンを延期するとのアナウンスが出ていた。

内側のスタッフは、ばたばたして、しんどいだろうなあ。

でも、きっと楽しいだろうなあ、立ち上げ。

2003年5月16日

選手の邪魔をしない

「勝利のチームメイク」 岡田武史、平尾誠二、古田敦也 日本経済新聞社(p8)

 極端に言えば「選手の邪魔をしないようにするのが指導者なのだ」ということを、実体験が教えてくれた。

 人間とは弱いもので、弱点があればそれを隠し、欠点があればそれを修正したいと思うもの。何かしら手を施しておいた方が、気は楽なのである。でも、欠点に気づきながらも「何もしない」ということ、選手の長所だけを黙って見つめていくこと。とても忍耐力と勇気がいることだが、それもチームメイクなのだと思う。

ある社会人向けの塾が、ひとまずお休みする。
残念だけど、僕はああいうところは必要だと信じている。
だから、きっとまたいつか形を変えて復活するような気がしている。
けっこう僕のこういう勘はあたる。

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2003年5月17日

4月11日以来

「たなべ」にお寿司を食べに行く。

前回行ってから、1ヶ月以上が経過してた。

1996年6月以来、こんなに間があいてしまったことはなかった。

こんなことからも、4月、5月は、ばたばたしていて、
時間をうまく使えていなかったことがわかる。

久々に食べるとやっぱりうまい。
ごちそうさまでした。

2003年5月18日

ある一点

誕生日にもらった大きな白い百合の花が、玄関に飾られている。
つぼみだったのも花開いてきている。
その白と、香りが、家全体の雰囲気を少し変える。
他は何も変わっていないのに。

ある一点が変わると、全体が変わるときがある。
その一点が何なのかは、いつも事前にはわからない。
偶発的なものなのかもしれないが、
何か必然的なものも感じる。

その一点のもやもやがわかれば、一気に進むのに。

---

久々に何も予定がない日曜日。

だらだらと昼食後に昼寝。
引き続き「勝利のチームメイク」を眺める。

「勝利のチームメイク」 岡田武史、平尾誠二、古田敦也 日本経済新聞社(p138)

ロナウド、リバウド(ACミラン)、ロナウジーニュ(パリ・サンジェルマン)の「3R」による個人技で点を取って勝っていくしかなかったブラジルが、ある1人の選手を中盤に投入しただけで「ビシッ」と安定してしまった。その選手はクレベルソン(アトレチコ・パラナエンセ)なんだけれども、彼を投入してからのブラジルの守備は見事だった。

今回のブラジルがまさにそうだった。こういう時に、よくマスコミや評論家は「4-4-2(のフォーメーション)が」とか「フラット3が」とか、戦術論に話を持ち込もうとするけど、実はそれだけじゃないんだよな、試合の流れというのは。

システム、戦術、フレームワークだけではなく、ある「一点」、ある「1人」が組織の安定化をもたらすことって確かにある。でもやっぱりそれは、いつもわからなくて、結果的に振り返るとそうだったりする。

いずれにしても、まずは、点からスタート。

2003年5月19日

3回目の出会い

会った瞬間に、「もしかして、この人かも。」と、思うことがある。

三木谷さんとの出会い、文子との出会いがそうだった。

今日がたぶん3回目。
長尾さんと出会いました。

彼にまっすぐ見つめられたとき、照れた。

少し雨は降ってたけど、傘を差すのがもったいなかった。

3つあった選択肢が色褪せて見えてきて、
新しい選択肢が急に浮かび上がってきた。

リスクを取りに行こう。
きっとそれは、リスクじゃないから。

2003年5月20日

キュービタル

大学、大学院の時にお世話になった石井威望先生を中心に、
「キュービタル」の勉強会。

刺激満載。

普段つかっているPCが、すでに「古典的コンピュータ」なんてショック。
でも、古典になるモノを使いながら生活をし、
次に出てくる新しいものを肌で感じられるタイミングに生きていることは、
ラッキーかもしれない。

キュービタル。学校づくりのヒントになりました。

アナログ、デジタル、キュービタル。
「もつれあい」。
電源OFFにしたときのヒューマノイド。
「a^2 + b^2 = c^2」は面積、「x^2 + x = 1」はお金。
チャレンジ、リカバリー。
先がわかっていれば、それは未来ではない。
パラレルリアリティ。
干渉、創発。

でも、勉強会としては、キュービタルではなくデジタルな感じでした。
もちろんそれは僕らが原因なわけだ。

石井威望先生。左手にアナログ時計、右手にはデジタル時計。体内時計はキュービタル?
CIMG0610.JPG

2003年5月22日

伝えなきゃいけない日

早く伝えなきゃいけないと思っていることがある。
でも、なかなか伝えられないことがある。
しかも1つじゃなくて、複数個、複数人に。

でも、明日は伝えよう。
せめて1つは。

伝えきったら、どんな気分になるだろうか。

2003年5月24日

夢を壊さない程度に

ある人のメールのシグニチャーに、
「もっとがんばれ自分キャンペーン中」
というのを見つけた。

就職活動中に主宰していたメーリングリストに、
ある女の子が書いた一文を、久々に思い出した。

「身体と夢を壊さない程度にがんばりましょー」

やっぱりこの言葉、いいね。

みいま、元気か?

2003年5月25日

ピタゴラスの定理

石井先生に薦めてもらった「数学の創造者」が届いた。

数学が得意な人にはどうってことがないのかもしれないが、
僕にとっては、ぱらぱら眺めているだけで新鮮な喜びがある。

僕の悩みの種のピタゴラスの定理は、「a^2 + b^2 = c^2」 とは当然書いてなくて、
「直角三角形において、直角に対する辺の上の正方形は直角をはさむ2辺の上の正方形に等しい」と書いてある。

やっぱり石井先生が言ってたように、面積の問題なんだ。
そうすると、証明の仕方も自ずから見えてくる。

ピタゴラスの定理、中学校の教科書にはどうやって説明されてるんだろう。

2003年5月26日

歴史のお勉強

吉村さんと夕食。

映画買い付けから、邪馬台国まで、
次から次へと興味深い話が出てくる。

吉村さんは、歴史に詳しい。

大宰府天満宮ができた理由、聖徳太子は暇だった説などなど、
歴史の教科書には決して出てこないであろう事実や噂。

でも、それが「昔も今もあんまり変わらないな」という親しみが感じられる逸話が多い。

歴史もこうしてやると楽しいですね。

楽しい時間、ありがとうございました。

2003年5月27日

首長パネルディスカッション

初めて「おもしろい」と思えるパネルディスカッションに遭遇した。

構想日本が主催の「第71回J.I.フォーラム 考えたことがありますか あなたの町がどうなるか

パネリストは、
伊藤 寛さん (福島県三春町長)
清水 聖義さん (群馬県太田市長)
高橋 彦芳さん (長野県栄村長)
穂坂 邦夫さん (埼玉県志木市長)
松島 貞治さん (長野県泰阜村長)

コーディネーターは、
山田 厚史さん (朝日新聞社経済部)

山田さんに何年か前に取材してもらった。
「機会の平等、結果の平等」について、実家まで電話かけてくれて父親にも
追加取材をしてくださった。

講演をするのは好きだが、パネルディスカッションのパネラーになるのは嫌いだ。
なぜならつまらないから。
コーディネーターが質問を投げかけ、それについて順番にパネラーが答える。
そしてコーディネーターが意味不明のまとめを強引にする。
本当にこの形式は、見ているほうもやっているほうもつまらない。

今回は、山田さんは本当に最小限の進行しかしていなかった。
パネラーの方が自由に発言し、どんどん話題が展開された。
そして、強引なまとめもなし。
聴衆が各自、それぞれの話をまとめ、地下鉄の中で咀嚼したことだろう。

首長という仕事もおもしろそう、と思えた2時間30分だった。

2003年5月28日

肩甲骨神経痛

とにかく左上半身背中側が痛い。

肩甲骨がずれて、その裏にある神経を圧迫しているとのこと。

ダウン。
集中力も続きやしない。
座っても、立っても、寝ても痛い。

でも、時々ふと痛みが和らぐときがある。
そのタイミングがわからない。

明日は、「危機管理」をテーマにした講義。
その前に、俺が危機だ、まったく…。

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