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2011年1月

2011年1月 6日

築45年

年末年始は北海道へ帰省。

十何年ぶりにスキーをし、足はパンパン腰はガキガキ。
身体全体を使わずに脚の力で強引に滑っているということでしょうか。

トマムで滑ったのだけど、これまた小学生の時以来。
当時はリフトはみんな柱も黒で統一されていた記憶があるけれど、今は緑だった。
施設もそれなりに老朽化していて、これを維持し、リゾートとして運営するのも大変だろうなぁ。



1月2日、実家から車で15分くらいのところにある母方の祖父母の家、「やまのばあちゃんち」へ。

といっても、やまのじいちゃんもやまのばあちゃんもこの世にはいなくて、
その家には母の弟が住んでいる。
彼のことを、僕らはずっと小さいころから「しょうじちゃん」と呼んでいて、もう55歳だというのに、いまだに「しょうじちゃん」と呼ぶ。

トイレとお風呂が新しくなっていた。今年の夏、工事をしたのだという。
けっこう古くなってたもんなぁ。

「この家ができたのって、しょうじちゃんが何歳の時?」
「ん?!小学校3年生、そんくらいのときじゃねぇか」
「じゃあ、10歳だ。ということは、この家は、築45年なんだ。」
「んー。」

お正月やお盆の時は、この家にはわんさと人が集まった。
母は8人兄弟姉妹だったから、いとこは20人くらい。
上下5歳くらいにぐちゃーっとかたまっているもんだから、みんなが集まると叫び声や泣き声やら大騒ぎ。
ご飯もなんだかよくわからない状態。
どうやって寝てったっけ。

お正月には居間の真ん中にどかんとある薪ストーブの周りでポーカーやら花札、応接間っぽい部屋では麻雀が。仏間では百人一首。
もらったはずのお年玉がそこで減ったり増えたり。

ある時、そうやってみんなで騒いでいたら、ネズミが現れた。
ばあちゃんは、素早い動きで尻尾をつかみ、薪ストーブの扉をあけ、当然のようにその炎の中にネズミを放り投げた。
それをしっかり目撃していても、声をあげることもできず、何事もなかったように、またそれぞれの遊びを続けた。
あの頃、ばあちゃんは何歳だったんだろうか...。

ばあちゃんちの居間の板張りの天井は、黒く光っている。
僕の記憶では、ずっと黒く光っている。

僕が小さい頃から親しんでいる建物の中で一番古いのが、この築45年のやまのばあちゃんち。

これから先、この家を取り壊したり建て替えなければいけない状況になった時は、あの黒く光っている天井の板を一枚もらおう。


2011年1月12日

カイノスケ、箸を使いだしています

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使えなくても、使おうとしなくても1年以上前からずっと食事の時にはスプーンとフォークと一緒に箸も出し続けてきましたが、ここ2,3日で一気に箸を自分からすすんで使いだしています。

となると、「それはスプーンのほうが食べやすいんじゃないだろうか...」と思うものでも、一生懸命に箸で食べようとします。

当然、食べこぼしも多くなるけど、それはしょうがない。

この流れは、これはモユもコタロウもカンタも同じ。

いわゆる正しい箸の持ち方ができるようになっている子ども用の箸は使わない。
その子にあった適切なサイズの箸をずっと出し続ける。

そしたら自然に使いだし、使えるようになり、一気に上達する。

こういうことが子どもには本当に多い。

それぞれのタイミングだ。

コタロウの箸について http://blog.onbetsu.net/mt/2008/11/04/post_193.html
カンタの箸について http://blog.onbetsu.net/mt/2007/11/12/post_93.html


2011年1月28日

コタロウ、歯が抜けた

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コタロウ、1本目の乳歯が抜けました。

乳歯の裏から永久歯が生えてきていて、その影響かここ2週間くらいグラグラときていました。

夜の歯磨きの時に、
「抜いちゃおうか」
「えー、えだー。でも、ティッシュ持ってくる。あー、でもやっぱりやだー。」
とかあーだこーだやりとりしながら、歯ブラシでいじくっていると、出血。

「あ、こた、抜けたよ!」と伝えると。
「ひえー」という叫び声をあげながらも、ニコニコ顔。
「おかーさーん、歯がぬけたよー」と大喜び。

めでたいめでたい。


あら、モユの1本目の時の写真を見ると、同じ場所の歯だ。
そういうもの?

2011年1月30日

もゆ、映画ではじめて涙する

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(「おまえうまそうだな」)

「みたーい!」というので、子どもたちを引き連れて映画館へ。

映画でドキドキなシーンがある時、コタロウとカイノスケには要注目。
コタロウは足をバタバタさせ、カイノスケは手をバタバタさせる。
この2人の様子は見ていて、むちゃくちゃ笑える。

さて、ちょっとジーンとくるシーンでふと横をみると、隣に座っているモユが泣いている...。
映画を見て、涙を流すなんておそらく初めてのこと。
いやー、なんだか成長したなぁと思いました。

終わった後、「ね、あれはどんな涙だったの?」と質問すると、
照れくさそうに「泣いてないもん!」と言われちゃいました。

見終わって、カイノスケは「おまえ、うまそうだな」と何かある度に言ってます。
明日、保育園に行っても言うのだろうか...。


僕が東映マンガ祭りとか、ドラえもんなどのアニメ以外で初めて見に行った映画は、E.T.。
これ、従弟の隆浩とかと見に行ったような記憶が...。

映画での一番の思い出といえば、父親と初めて2人で見に行った(と言っても、父と2人で映画なんて、これが以外にはないが)1982年公開、伊丹十三監督の「お葬式」。

何が思い出って、スクリーンいっぱいに女の人の大きなお尻が映し出された濡れ場。
当時、小6ですからね。「うわー!」と思いつつも、隣にいる父が気になり、どう見ていいんだかと困った困った。おそらく父も「え、こんなシーンがある映画なのか...」と困惑しただろうなぁ。
1982年といえば、父が38歳。今の僕と同い年ってことか。


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