4月19日の北海道新聞から。
こういう記事を見ると、北海道にいることを実感します。
どこの小児科がいい、皮膚科はここがいい、あそこの歯医者はだめだとか言っているのは、贅沢な悩みなのだろうか。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/21343.html
岩内協会病院 内科常勤医ゼロに 院長も今月末で退職(04/19 00:32)
【岩内】後志管内岩内町の岩内協会病院(二百四十床)で奥山修兒院長(54)が四月末で退職し、同病院の内科の常勤医が五月からゼロになることが十八日、分かった。同病院では出張医の外来応援などで内科診療を続ける方針だが、一部休診日も出る見込みだ。
同病院は十一科を持つ岩内地方の中核病院だが、二〇○四年度の臨床研修制度導入に伴う医師の引き揚げなどが相次ぎ、四人いた内科医は五月からは奥山院長一人になる予定だった。その奥山院長も「途中で倒れるのは目に見えている。無念だが、いくら院長といえども耐えられない」と話している。
同病院は四月、初期診断を行い専門医に紹介する「総合診療科」(総合内科)を新設。病院を経営する北海道社会事業協会の加藤紘之理事長(札幌・斗南病院長)ら札幌や小樽などからの出張医の応援を得て、外来患者に対応している。約四十人の入院患者は、昼間は「総合診療科」で、夜間は常勤の外科医らが診る。地元医師会の協力で維持している二十四時間の救急診療体制は当面、継続する方針。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/21157.html
姉妹都市が外科医派遣 市立根室病院(04/18 07:58)
【根室】四月から外科の常勤医師が不在となっている市立根室病院(百九十九床)に十七日、根室市の姉妹都市・富山県黒部市立の黒部市民病院(四百十四床)から、外科医師一人が五月五日までの期限付きで派遣された。長年の友好関係による緊急措置で、道内の自治体病院が姉妹都市から医師派遣を受けるのは珍しいという。
黒部市民病院は現在、常勤医が七十四人。このうち外科医は六人で、根室には四人を交代で一人ずつ派遣し、外来、救急患者に対応する。
市立病院の常勤医師は現在、前年度比五人減の六人。外科では旭川医大が三月末で二人を引き揚げ、手術や入院ができなくなった。根室市は五月以降の外科医確保に向け国と調整しているが、それまでの空白期間について黒部市に医師派遣を要請。同市は「根室は災害に準じた大変な状況」として協力を決めた。
根室には明治初期、黒部出身者が多数訪れ、水産都市の基礎を築いた。両市は一九七六年に姉妹都市提携を結んでいる。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/education/21344.html
「学力テスト拒否せず」 北教組書記長会見 反対姿勢は堅持(04/19 00:24)
北教組の小関顕太郎書記長は十八日、道庁別館で記者会見し、文部科学省が二十四日に行う全国学力テストについて、市町村教委が市町村や学校単位の成績を公表しないことを条件に、当日は「非協力という対応はとらない」と発表した。
小関書記長は「当日の労務拒否を強行しても、(非組合員の教員が対応できるため)子供がテストを受けるのは事実。責任を果たしたことになるのか」と説明。市町村教委が公表に踏み切らないよう監視を続け、責務を果たしていく考えを表明した。
道教委が今年二月、非協力の教員には「厳しく対処する」と警告したことが影響しているかについては「関係ない」と否定した。
北教組は、成績が公表されれば「学校や地域が序列化される」懸念があるなどとして学力テストに反対してきた。しかし道教委が今月十二日、北教組に「市町村単位の成績公表をする意思はない」「市町村教委にも公表しないよう要請している」などと伝えたことから、一定の歯止めはかけられると判断した。
学力テスト反対の姿勢は堅持し、テスト実施後に浮かび上がった問題点を指摘し、来年以降の中止を働き掛けていく。
これに対し道教委の穂積邦彦学校教育局長は「学力テストには道内全百八十市町村の参加が決定しており、円滑な実施に向け万全を期したい」と述べた。