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2004年9月20日

秋刀魚の会、子どもの日

19日。

実家から、大量の秋刀魚、鮭、イクラ、メヌキ、トウモロコシなどなどが送られてきたので、いつもの仲間に声をかけて、秋刀魚の会を開催。

まずいかなあ、と思いつつもベランダで炭火で秋刀魚を焼く。
当然、美味い。

メヌキは開いて、塩を振り、日陰で干して干物に。
干物づくりは初挑戦だったけど、これが簡単でしかもうまい。

その他、秋刀魚ご飯、チャンチャン焼き、スペアリブの煮物などなど。

どーっと食べて、どーっと飲み、わいわい話をし、あっという間に時間は過ぎる。

年齢の違う子どもが集まり、その遊びをじーっと眺める。
ときどき、それぞれの親がそれぞれの子を叱ったりする。
叱るタイミング、叱り方に各家庭が現れて楽しい。

でも、やっぱり他の家庭の子は叱らない。
まあ、なかなかそれはオレもできない。


小学校4年生頃のこと。
幼馴染のシュンがうちに遊びに来た。
シュンは2階の窓から屋根に降り、
どたばたどたばた屋根の上を走り回っていた。

「絶対にお父さんに怒られるぞ」と思っていたので、
ぼくは真似せず見ていた。

案の定、1階から父が激怒してやってきて屋根の上にいるシュンを捕まえた。
何をしだすかと思ったら、彼を抱きかかえて、
「ここから叩き落されたいのか!」と屋根から放り投げようとした。
真剣に彼は怒鳴っていた。

「あ~、もうシュンはうちに遊びに来てくれないだろうなあ」とそのときは思った。

あれから25年くらい経ってるんだろうが、シュンは僕がいなくても実家に遊びにきて、
放り投げようとした父と飲んだり、僕の弟と仲良くやっている。

20日。

あるお店で定期的に開かれている「子どもの日」に久々行く。

普段は子ども連れでは絶対に入れないお店なのだが、
特定の日に特定の人向けに、「子連れで来て下さい」をしてくれている。

すてきなお店なのだ。

コタロウは、タマネギの冷たいスープだけを頂いたが、かなり満足して飲んでいた。

モユ以外の二人の子どもは年上の男の子。
遊ぶおもちゃは車だったり、デカレンジャーの変身セットだったり。
やっぱり男と女は興味を持つものが違う。

モユは、黄色とオレンジのボールが気に入ったのだが、
どうしてもオレンジのボールを見て「ミドリ」と繰り返していた。

本当にすべてにおいて丁寧なお店なので、ここに来るのは楽しみだし、
こういう味で育つと、繊細な子になるだろうなあ、と思う。

他の家庭の子どもを褒めることはよくする。
でも、やはり叱れない。
それはある意味「どうでもいいや」と思っているからだと思う。
所詮、「他人事」なわけだから。

ただ、この「他人事」の気持ちの万延が子どもに対して大人が無責任になっている表れだろう。
未来に対して無責任なのだ。

他人の子どもをしっかり叱ろう。

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