昨日、名古屋市にあるトヨタグループが設立している「産業技術記念館」を見学した。
すごくおもしろい。
でも、これきっと中学生や高校生の時にみても、全然つまらなかっただろうな、と思った。
特に、繊維機械館にかなりはまった。2時間くらいうろうろした。
それくらい展示内容が充実している。
トヨタ自動車の元々は、豊田佐吉さんが創業した豊田自動織機だ。
繊維機械館には、この豊田佐吉さんが開発した歴代の自動織機がずらっと展示されている。
しかも、ほとんどが動く。
織物は3つの要素で成り立っている。
1.たて糸を上下に分けて広げる(開口)
2.そのたて糸の間によこ糸を通す(よこ入れ)
3.通したよこ糸を筬(おさ)などで打ち込む(よこ打ち)
この3つの要素のうち、2番目の部分に豊田佐吉さんは注目し、
織物作成の効率性アップには、「よこ入れを自動化すること」がポイントだと着目し、
自動織機の開発をする。そして、コンピュータ制御の最新機種の自動織機も、
このよこ入れが差別化のポイントなんだそうだ。
モノづくりって、そういうことか、とじっくり考えさせられる時間を過ごさせてもらいました。
名古屋のオススメスポットです。
平日の昼間だったからか、けっこうすいていてゆっくり見学できた。