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2002年12月11日

人を換える vs 人の意識を変える

まとめ
人を取り替えても何も変わらない。人の意識を変えなければならない。

(株)福岡ドーム、福岡ダイエーホークスの社長の高塚猛さんのお話をお伺いする機会に恵まれた。
前回の、どんな学校にしたいか。「先生編」(2002/11/29)を考え直したほうがいい、というのが率直な感想。

高塚さんは、盛岡グランドホテルの建て直し、福岡3点セット(福岡ドーム、ダイエーホークス、シーホークホテル&リゾート)の建て直しの功績があり、「平成の再建請負人」などと話題になっている方だ。著書も何冊かある。

高塚さんは、再建するときには、「設備を換えない」「人は切らない」「マネジメント層に新しい人を連れてこない」、この3つを大切にしているそうだ。要するに、「人や設備を換えるのではなく、人の意識を変える」のそうだ。

この言葉を聞いたときに、「しまった」と思った。

「教員以外の職業に就いたことのある人を先生として採用する。」というのはおもしろいかもしれない。 ただ、この方法だと今全国にいる教員を否定することにもつながる。高塚さんの言葉を借りるならば、僕がやろうとしているのは、「人を換える」ことなのだ。そうではなく、現在の教員の意識を変えることが大事なんだ。

ただ、新しい学校、もしくは学校を変革するための一番重要なポイントが、教員であることには変わりはない。
このことについて、もっともっと深く掘り下げていくことがこれからの大きな課題。

コメント (2)

おっちい:

個人的に人の意識を変えることに興味があって、企業のブランドづくりや就職・転職活動のサポートなどに携わって来たのだが、やはり行きつくところは教育。特に若ければ若いほど大事だと思うため、本城氏の取り組みに期待してます。こちらは、大量にOB訪問を受けた経験をみんなの就職日記に連載していく予定です。「なんでみんな就職するのだろう?」的に生きる目的と実現手段みたいな話にする予定。

はしもとがく:

とっても亀レスですが。意識変革は重要。人の取り替えは相応のリスクを伴います。教育はある程度専門職的側面もあるので。
ただし、教員は強烈にガンコな方が多いのも事実。そして、それは一概に「悪い」と決めつけることはできない(バカバカしいことも多いが)。教員の、学びと評価・フィードバックのシステムを組織に導入しておくことがポイントだと思います。

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