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2010年12月18日

「自分の気持ちで決める」とスキーはいかに怖いものであるか

金曜日の夜に、明日はスキーかスケートにみんなで行こうということに。
どちらにいくか子どもたちがやりとしているのだけど、一向にまとまらない。

「じゃあ、スキーチームとスケートチームに分かれようよ」と提案。
「それがいいー!」と子どもたち一同納得。

我が家はスキー派とスケート派に分かれている。

モユ、カンタはスキー派。
コタロウはスケート派。
カイノスケはまだいまいちその違いがわかってない。

北海道出身なので「スキー得意なんですよね?」と言われることもあるけど、
「滑れるけど、スケートのほうが得意です。釧路のほうはスケート文化なので。」といつも答えている。
文子はスキー。


さて、そんなわけで朝からスキーだスケートだでもりあがり、
カイノスケもスケートに行く気マンマン。
スキー、スケートそれぞれ3人ずつでバランスもよし。

いよいよ出発という段になって、スケートチームのカイノスケが、文子の車に乗り込み、
「おかあさんのほうがいい」と駄々をこねだす。

ありゃーめんどうなことになったぞ、と思い、嫌がるカイノスケを強引に抱きかかえ、
僕の車に乗せようと思ったら、カンタが一言。

「おとうさん、やめなよ。こういう時は、自分の気持ちで決めるんだよ。」

す、すみません。おっしゃるとおりです...。おねがいします。

カンタのカイノスケへの問いかけがはじまる。
「カイくん、スキーに行きたいの?スケート、楽しいよ。おとうさんのほうは何か特別サービスもあるかもよ。どうする?」といった具合。

ところがカイノスケの気持ちは変わらない。

やっぱりここは強引に車に乗せるしかないなぁと思っていたら、僕の車に先に乗り込み、マイペースに本を読んでいたコタロウが車から降りて、スタスタこっちにやってきた。

「カイくん、スキーってね、山の坂になってるところで、木とかもあるところを、うわーって滑って、スピード出て転んだりしたら、ここ(首)とかがぐぎってなって、痛くなって大変なんだよ。」

それを真顔で聞いたカイノスケ。無言で文子の車を降りて、スケートチームの車に乗り込みました。

カンタのアプローチもすごいけど、コタロウのもすごい。
参りました。

それにしても、コタロウにとってのスキーはそれほど怖いものなんだろうか...。
最初に入ったスクールが彼にはあわなかったのかなぁ。

しばらくはスキーチームとスケートチームの別行動が続きそうです。

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