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2009年7月 6日

9匹のカブトムシ幼虫

僕の最近の一番の関心事、心配事は、我が家のカブトムシ幼虫たちのこと。
まじで。

去年の6月、南沢さんから幼虫をいただき、駒沢で見事に成虫になり、そして産卵。

(昨夏、アヤが撮影に成功したカブトムシの交尾の様子)
P1060997.JPG

本当のことを言うと、この産卵までは僕はあまりカブトムシの世話はしてません。
木を用意し、カブトムシゼリーを手配したのも、アヤです。

でも、卵から今の幼虫になるまでは、僕は一生懸命世話しました。
かなり丁寧に。

想像以上に卵から幼虫に孵化しすぎて、
保育園の友達に分けたりするときには、正直、ちょっと寂しかった。
「みんなちゃんと育ててね、粗末に扱ったらイヤだよ。」という気持ち。

その後、我が家に残った9匹の幼虫達は、駒沢から軽井沢へと環境が激変。
何が変わったかというと、やっぱり湿度。
土に白いカビが生えるんです...。
それを丁寧にとったり、こまめに土を入替えたりしてきました。

でも、また今もカビが生えてきています。

時期的にそろそろサナギになる頃なので、
今は土の入れ替えをするのはちょっと危険なんだな...。
んー、心配。

東京からは、「秋にわけてもらった幼虫、見事に成虫になったよ!」という連絡
が来ているだけに、我が家のカブトムシ君たちは、大丈夫なんだろうか。

サナギの時期というのは、やっかいだ。

幼虫の時期は、土を入れ替えたりするときに、元気な様子を確認できる。
丸々と太った幼虫を見て一安心。
時々、土の上に顔を出したりしていて、けっこう可愛かったりする。

でも、さなぎの時期は、土も入れ替えれないのでまったく様子がわからない。
死んでるのか、ちゃんとサナギになっているのか。そして成虫になるのか。

中学校で仕事をしていた時、このサナギの状態を思春期にたとえて挨拶をしたことがあったっけ。

サナギの中味って、どろどろに溶けているらしい。
どろどろで動かない。
何を考えているのか、これからどうなるのかわからない。
それを見守っているのは、ちょっと不安。

ほら、なんとなく思春期の子と親の関係っぽい。

でも、サナギの時に動かすと、壊れちゃうので、じーっと見守るしかないのだ。
きっと立派な成虫になってくれることでしょう。

さて、成虫になったらなったで、もう一つ悩み事が。

うまくいけば9匹のカブトムシが誕生するわけだが、
これ、このままずっとこの飼育ケースで飼い続けるのだろうか?
今は、2匹か3匹ずつを一つの飼育ケースで飼っている。
でも、外の世界に比べたら、とても狭い。
この飼育ケースの中で一生を終えれば、きっと彼ら彼女らは空を飛び立つことなく死ぬことだろう。

でも、そのまま育てて3代目を飼育したい気持ちもある。

夕食の時に、子ども達に相談してみた。

「カブトムシ、成虫になったら、このまま飼育ケースで飼い続けたい?」
「せっかく今まで大切に育てたんだから、ずっと育ててあげたい。」
「自然の中にかえしてあげるのがいいんじゃない。」
「自然の中は、ゼリーとかないから食べ物なくて、死んじゃうんじゃない?」

まあ、三人とも意見はバラバラ。

さて、どうしたものか。
まぁ、たぶん家族みんなで、どこかの森の中に9匹でかえしてあげることでしょう。

まずはサナギの状態のこのなんともいえないヤキモキした感じを味わって、
成虫になるのをじっくり待ちましょう。

コメント (1)

primavela80:

ぼくも飼ってます、幼虫の状態でも一日単位で生死を確認したいぐらいですから、お心察し申し上げます(ーvー;)q

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