金子郁容先生、恩師である。
修士論文を書かずして、修士号をもらえたのは、金子先生のおかげ。
大学院の2年間、そして卒業後もずっと様々にお世話になっている。
昨晩、慶應SFCでのゼミOB/OGが100名ほど集い、金子先生の還暦祝い。
写真は、その祝宴でGOLDEN FINGER′99を熱唱する金子先生。
僕が金子先生に講義ではじめて出会った1994年頃から今まで、
彼はどんどん研究・活動のテーマを広げ、新しい分野にチャレンジし、そしていずれも成果を残している。
いくつかの法案・制度の制定にも貢献した。
その中の一つの「学校運営協議会」には、僕自身も当事者として深く関わりを持った。
乾杯の音頭をとらせてもらったが、その時に話したことは、
「変わらず変わり続けている金子先生」ということ。
お祝いのビデオメッセージで松岡正剛さんが「孤独、孤立を恐れない」と表現していたが、
まさに、変わるということは、孤独、孤立する可能性があるということ。
そんな恩師の姿には、本当に勇気付けられる。
そんな金子先生の最新刊。
日本で「一番いい」学校~地域連携のイノベーション(金子郁容、岩波書店)
この本の内容に触れながら「この部分になると自分の文章でも泣いてしまう」とスピーチしていた金子先生。
「個々の人は苦手だけれど、人類は愛している」と言い放つ、金子先生。
僕にとって、かっこいい大人の一人です。
(胴上げ)