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2003年12月 3日

金森俊朗 「いのちの教科書」

その本が出版されているということも知っていたし、その著者の活動がNHKの特番が放映され、話題になったということも知っていた。本屋に並んでいるのも何度も見ている。でも、買っていなかった。

じゃあ、なんでその本を買ったのか。母が僕に読むことを薦めたからだ。
母が僕に本を薦めるというのは、僕の記憶にある限りは初めてのことだった。

買ってはみたものの、やっぱり読む気があまりしなくて、そのままにしておいた。

2、3日前に電話で、「あの本、読んだ?」と母が確認してきた。

「買ってあるけど、まだ読んでない。」
「そう。」

少し寂しそうな感じだったので、慌てて読んでみた。

母が、僕に薦めた理由がなんとなくわかった。

彼女が「母親」だから薦めたんだろう。
そして、「学校やるなら、こういうこともしっかりやってね。」という願いなのだろう。

父からよりも母から「性」「生」というものについては学んだ気がする。

僕は、小学校2年生のときには既に、「精子」「卵子」「受精卵」という言葉を知っていたし、どうして子どもが生まれるのかも理解していた。母がそれを教えてくれたし、教えてくれたことを図書館の図鑑で調べ、「本当なんだ」と再確認した。

逆に「死」については、父から学んだほうが多い。「死」について語るとき、いつも彼は「バトンタッチ」という言葉を使う。

こういう本を読むと、変革は本当にたった一人からスタートするんだな、と改めて感じる。

勇気が出ました。

4048838520.jpg

コメント (5)

これだよオレがこの間NHKでみて思わず涙してしまった番組。
http://blog.main.jp/tkm/archives/000133.html
の話だよね?
番組は本当に素晴らしかった。民放のドキュメントと違って飾りがないのが良かった。是非、番組も観て欲しい。

そうだったんだ、かがやが見た番組だったんだ。番組見たいけど、どうしたらいいんだ?

sachi-sachi:

どんな「出会い」も必ず
タイミングがありますよね。
おはずかしながら全く「金森俊朗」さんという方を
存じ上げません。
「良いタイミングで本城さんに出会わせていただいた」ように感じます。

私の家族は全員「現在&未来思考型」でした。

曾祖母・祖父母・父母・兄・私の家族構成。
物心ついた時には曾祖母はすでに90歳を越えており白寿で亡くなりました。祖父は私が大学2年の5月に92で亡くなり、現在も祖母はしぶとく生きています。

明治生まれの祖父母に育てられた為か、教員一家な為か、たまたま偶然か・・・それは分かりませんが「性」についてはなんとなく<禁忌>的な雰囲気はありました。(よって詳しくは兄の持ち物たちからある程度学び、後は周囲から・・・未だに暗中模索中(笑))

ただ「生」については
両親・祖父母から。特に父からの『俺の「あの世」はお前たちだよ』という「言葉」良い意味でも悪い意味でも印象的です。

「死」についてはまさに「天寿」な祖父・曾祖母そして「仏様になりつつある祖母」からも、重すぎるくらいのことを学んでいます。
暫定的な結論を敢えて言葉にするならば「生き様は死に様だ」です。

全然まとまりません。少し疲れているようです(笑)

とにもかくにも「時間は自分で創るもの!!」だと思いますので。今すぐに購入します。たとえ「積読」状態になったとしても・・・。

NHK問い合わせました。規則でコピーを渡すこともできないし、こちらでみていただくサービスもございません、すみません。書籍は販売になっているのでそちらをご覧下さい。ご理解ください。と丁寧な返事でした。
NHKに知り合いがいればまた別な対応をしてくれるんだろうな。
と思ったら確か岩竹研でNHKにいった人がいたような。今度矢坂さんに聞いてみます。(こういう時にSFC-Ring的なサービスの必要性を感じます)

えりちゃんがそうじゃなかった?>しんちゃん

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