金色のりゅう
「金色のりゅう」
ほのおを見てると、金色のりゅうがうまれてくる。
時々、すずみたいな音がする。それは竜の笑い声。
木は、体の中を金色に光らせ、生まれる竜をおくり出す。
子どもの竜は、空にのぼり、けむりで見えないとびらから、とめどめなく出てゆく。
その世かいは、ビルがない。車もない。水車があって、自てん車があって、おとぎ話のような世かい。
せんそうはない、とても平和で、空にうかんでいる国。
私も行ってみたい。
とてもきれいな金色の竜。
(モユ 2011年12月3日土曜日 薪ストーブの前にて)