朝、仕事に出かけた後、忘れ物を取りに家に戻ると、カンタとカイノスケが外で遊んでいた。
カンタが興奮気味に駆け寄ってくる。
「お庭にカンガルーがいた!」
「え...、カンガルー?うそー。」
「ほんと、カンガルーだったもん。」
「うさぎじゃないの?」
「だって、耳がそんなに長くなかったもん。」
「どれくらいの大きさ?」
「カイノスケくらいの大きさ。」
「え、ほんと?ほんとにカンガルーみたの?騙してない?」
「ほんとだって。」
「ね、カイノスケも見たの?」
「ミタヨー!イタモンネー、カンガルー.。」
んー、カンガルーじゃないだろうけど、でも、何かを見たんだろう。
保育園のお迎えの車の中でも念押しして聞いてみる。
「ね、カンガルー見たの?」
「うん、カンガルー見た。」
「ほんと?」
「ほんと。」
「ね、だましてない?」
「ほんとだって。」
「何本足で立ってた?」
「2本足。」
「どんな顔?」
「後ろ向きで立ってたからわかんない。ぴょんぴょん跳んで逃げたから、カンガルーだよ。」
「うさぎじゃない?」
「だって、耳がぴんと立ってなかったもん。」
「そうか、じゃあ、カンガルーかもなぁ。」
「うん、カンガルーだよ。」
夕方、モユとコタロウと合流したカンタ、開口一番。
「僕ね、今日、カンガルー見たんだよ!」
んー、カンタは一体、何を見たんでしょうか。
軽井沢でカンガルーをペットとして飼っている方、飼育小屋から逃げていませんか?
ご確認の上、ご連絡ください。