寝しなに、モユと。
突然。
「あのさ、今はバラバラだけど、昔はパンゲア大陸でひとつだったんだよね。」
「そうだね、そうだったらしい。」
「なんで、今はそれがバラバラになったの?」
「地球の中は動いているんだよ。止まっているように見ているものでも、実は動いているんだよ。モユの体も止まっているようにみえて、どんどん動いて、変わっているんだよ。」
「ふーん。」
「でもさ、パンゲア大陸みたいにひとつになれば戦争はなくなるんじゃないの?」
「…、んー、それはどうかな。パンゲア大陸でも、戦争はあったのかもしれない。でもモユは戦争はなくなってほしいんだね。」
「うん。」
「そうか。戦争がなくなる方法を考えなきゃね。」
「うん。」
「じゃあ、寝ようね。おやすみ。」
「おやすみ。」