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2008年10月29日

読む必要なし、読む意味なし

先週の出来事。
市ヶ谷駅前の本屋の児童書のコーナー。
小学校4年生くらいの女の子とお母さんが、本を選んでいる。


「これ買いたい!」
「ダメ、その本なんて50冊くらいシリーズあるのよ。図書館で借りなさい。それより、これはどう?」
「えー、いやだ。あ、じゃこれは?」
「そんなの読む必要なし、読む意味なし。やっぱりね、小公女とか読みなさいよ。」
「なにそれ?どんな話?」
「え?んー…、貧乏な女の子ががんばるのよ。」
「やだよ、そんな本。」


女の子が手にするのは、学校のオバケ関係だったり、キャラクター関係だったり。
お母さんが手にするのは、いわゆる名作物。
読みたい本と、読ませたい本が必ずしも一致するわけではない。


結局、その親子が何の本を買ったのかは知らない。


我が家でも、確かにこれと似たやりとりはある。

子ども達と一緒に本屋に行くと、コタロウは「このクルクル回るところの本はダメなんだよねー」と言って、ゲキレンジャーやらウルトラマン関係がずらりと並んでいる回転式本棚を指差す。
と言いつつ、平台にあるピーピー電子音の出る本を買いたがったりするし、
モユはお決まりの怪傑ゾロリを欲しがる。

電子音本は絶対に買わないが、キャラクター本は買ってあげることもある。

そう。
僕が何が気になったかというと、
お母さんの「読む必要なし、読む意味なし」という一言。

これが妙に気になってるんだな。

「そんな友達は付き合う必要なし、付き合う意味なし」とか言っちゃってる姿が目に浮かんだから。

ま、考えすぎですが。

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