兄弟喧嘩が絶えない4歳と2歳のコタロウとカンタ。
カンタの両頬は、引掻き傷でけっこうすごいです。
いろいろ原因があって喧嘩になるのだが、弟カンタはよせばいいのに果敢にコタロウに向っていき、あっけなく返り討ちに遭う。
ということでここ数日、あまりにもエスカレートしているので、コタロウを個別呼び出し。
「コタロウの口は何のためにあるの?」
「ご飯食べるため。」
「そうだね。他には?」
「お水飲むため。」
「そうだね。他には?」
「牛乳を飲むため。」
「そうだね。他には?」
「…」
「他にはなんかある?」
「んー、お話するため。」
「そーだよなぁ。コタの心とか頭の中にあることを言葉にして、お話するためだよな。だからイヤなこととかあったら、まずは手を出さずに、口でちゃんと伝えような。」
「うん、わかった!」
が、また数時間後には喧嘩。
「コタロウの手は何のためにあるの?」
「何か持つため。」
「そうだね。他には?」
「絵を描くため。」
「そうだね。他には?」
「ハサミするため。」
「そうだね。他には?」
「…」
「他にはなんかある?」
「…」
「人を叩いたりするために、あるんじゃないよな?」
「うん。」
「じゃあ、小さい子を叩くのもやめような。握手するために使おうな。」
「うん、わかった!」
そして、また数時間後。
「コタロウ、口は何のためにあるんだっけ?」
「お話するためー。」
「そうだよなー、わかってるね、えらいなー」
「エー、他には?って聞いてよー!」
どうやら、「他には?」と聞かれて答えるのが楽しくなってしまったらしい。
まあ、それはそれでもOKです。
とにかく沢山の答えを伝えられること、それが大事。