181名の卒業生のみなさん、卒業、おめでとうございます。
また、このように多数のご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席を賜り、第2回の卒業証書授与式が挙行できますこと、高いところからではございますが、心より厚く御礼申し上げます。
同時に、ご参加の保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。
心よりお祝い申し上げますとともに、開設から2年間、本校の教育活動に多大なご協力をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
卒業生のみなさん、
今、手にしている卒業証書は、冷たいですか?暖かいですか?
小さく感じますか?大きく感じますか?
薄く感じますか?厚く感じますか?
卒業証書は、軽いですか?それともズシリと重いですか?
卒業証書を手にした今、みなさんは、何を感じていますか?
中学校生活3年間、東山田中学校で過ごした日々、3年生としての一日一日。
楽しかったことはなんですか?
悲しかったことはなんですか?
うれしかったことはなんですか?
悔しかったことはなんですか?
がんばったことはなんですか?
諦めてしまったことはなんですか?
やさしさを感じたのはどんなときでしたか?
怒りを覚えたのはどんなときでしたか?
ドキドキしたのはどんなときでしたか?
ワクワクしたのはどんなときでしたか?
みなさんは、どんなことを感じていましたか?
みなさんは、どんなことを学びましたか?
みなさんは、どんなところが成長しましたか?
そして、卒業式の今日、今、この瞬間、何を感じていますか?
今日の卒業式、みなさんはどんなタイトルをつけますか?
思い出の卒業式。笑顔の卒業式。涙の卒業式。
はんぱねー卒業式。最高の卒業式。ありがとうの卒業式。
これからの人生のタイトルは何にしますか?
楽しい人生。ジェットコースター人生。バラ色の人生。曇り空の人生。
嵐のような人生。明るい人生。いい感じの人生。ハッピー人生。
タイトルはいつでも変えられる。
みなさんは、どんな人生でも歩むことができる。
なぜか。
それは自分で決めること、自分で選択することだからです。
すべての答えは、自分自身の中にあります。
自分自身の中に、すべての答えがあります。
すべての答えは自分自身の中にあり、それが人と関わることで、引き出されていきます。
自分を信じてください。
人を信じてください。
そして、人との関わりの中で成長してください。
最後に、この学校で、皆さんと出会えたこと、本当にうれしかった。
また、いつかどこかで、お会いしましょう。
卒業おめでとう。
そして、ありがとう。
平成19年3月9日
横浜市立東山田中学校
校長 本城愼之介
コメント (2)
お久しぶりです。小川です。
久しぶりにのぞいてみて、この式辞を読み、熱いものを感じました。
『すべての答えは、自分自身の中にあります。』
本当にそうなんですよねー。
実感としてわかります。
今年は出だしから色々ありました。
久しぶりにお会いして話がしたいです。
投稿者: おがわ | 2007年3月20日 11:20
日時: 2007年3月20日 11:20
突然のコメント、申し訳ありません。
5年ほど前に、一度お会いし、お話させて頂いたことがあります、都内のS区で小学校に勤めている者です。
ご無沙汰しています。(覚えていただいていたら、大変嬉しいです。)
とはいえ、はじめまして、の挨拶が相応しいのかもしれません。
今回、このブログ、拝見させていただきまして、私が感じたことを勝手ながら投稿させていただきます。
子供達へのはなむけの言葉を聞く機会はたくさんありますが、こんなに素敵な言葉に触れさせて頂いたのは、初めてです。
日々、子供と接する中で、私自身が考えていることが、そのまま言葉になっていました。あったかあい気持ちになりました。
ありがとうございました。
投稿者: koi | 2010年3月21日 01:37
日時: 2010年3月21日 01:37