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2004年4月24日

開墾

ビオトープに畑を作る。

9時に中高生13人が集合。欠席2名、遅刻1名。

まずは徹底的に雑草を取る。

スタートしてから20分くらいでアドバイザーのヤマケン登場。
何事もなかったように作業は進む。

毛虫がいる、ミミズがいる、イモ虫がいる。
きゃーきゃー声があがる。
近所迷惑にならないか若干不安。

40分くらいで雑草取りは完了。

チームの場所を決める。
なぜかジャンケンに勝ったところが、
日当たりが悪そうな場所を選ぶ。

各自シャベルを手に持ち、各チームの場所の土を掘り返す。
またもや、きゃーきゃー悲鳴があがる。

一人だけ虫が得意な子がいる。
大きな毛虫を見つけて「わぁ、かわいい顔してる。」とさわやかな笑顔。

近所のおじいさんが犬と共にやってきた。
苦情ではなく、楽しそうな声につられて見に来たらしい。

小石以外に、食器のかけらやガラス、針金、紐などが発掘される。
感想で、「引越しするときには、土の中にごみを埋めないようにしようと思いました」と発言した子がいた。
最後に「うちはマンションですが…」と自分で突っ込んでいたが。

シャベルだと進みが遅いので、スコップを使わせる。
普段スコップなんてほとんど使わないのだろう。
動作が危なっかしい。

土を掘っていると、家の基礎が出来てきた。これは掘り返すのはあきらめる。
この場所に家が存在していたことがわかる。ちょっと感動。

1時間くらい掘り返したところで、休憩。
昨日とってきたイチゴをみんなで食べる。
汗を流して、太陽の下で食べる。うまい。

休憩後、麻紐で均等に区画を分ける。
生徒の保護者が飲み物の差し入れ。
農業高校の校長先生と聞き、びっくり。

牛糞堆肥を手でまく。
土がいいらしいので少量。

いよいよ畝をつくる。

サツマイモ、枝豆を栽培するのが3チーム。
ハーブ各種、唐辛子を栽培するのが1チーム。

3チームは高さ30cmくらいの畝。
1チームは高さ10cm。

30cmチームは鍬を使う。なんとも様にならない。
鍬は進むが、それに応じて体が進まない。
だんだん鍬と体の角度が変になる。

一人、鍬の使い方をマスターした子がいた。
その子の感想は「農家になりたいと思った。」だった。

ハーブチームは鶏糞もつかった。
鶏糞の中に手をいれ、温かいことを確認。
まだ発酵が進んでいるとのこと。

畝作りは順調に終了。

一度集合して、種と苗について簡単に話し合い。
さつまいもの苗、枝豆の種、ハーブの種、唐辛子の苗は、どこでいくらで買えるか各自調査。

おじいさんが種子島で農業の指導員をしていたという子が、
サツマイモの苗と種芋を持ってきた。
立派な苗と種芋。
苗は各チームに分けて植える。
種芋はどうしたらいいかわからないので、おじいさんに育て方を確認するように指示。

さつまいもの苗を4本ずつ、できたての畝に植え、水を撒く。
小さな虹ができる。歓声。
畑もほぼ完成。

ちょうどお昼ごろになり、みんなで弁当を食べる。
うまい。

弁当を食べながら、収穫できた作物をつかって商品をつくる。
それを○○祭と●●祭のどちらで販売するか議論。
中学生、高校生は忙しい。
最終的には、参加できそうな人が多い●●祭に決定。

数日間の水撒き当番と栽培ノートの置き場所を決めて終了。

きっと午後は塾やら習い事があるだろう。
朝から慣れない土仕事をして、きっと眠くなるだろうな。

場所を移して先生たちといろいろ話をし、僕らも解散。

作業中は快晴だったが、帰る頃には少し曇りだしてきた。
さすがに眠くなる。
家に帰ってシャワーを浴び、バスローブのままベッドにもぐりこみ昼寝。

僕も久しぶりに土をいじった。気持ちがいい。

昼寝から目覚めて「たなべ」、その後、久々に恵比寿の「ODIN」。

満足。

5月12日は、種まき・苗植え。晴れろ。

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