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2004年3月16日

関係性のまとまり感

久々にJRの駅の改札口で待ち合わせをする。
中野駅。

少し早めについたので、ふと買ってみた雑誌を立ちながらぱらぱらめくる。

大学、大学院が一緒だった長岡勉君が出ていた。

…長岡さんの現在のテーマは、「まとまり感」。それも、質的なまとまりではなく、関係性のまとまりである。

「質的なまとまり感というのは、ある程度、どんなデザイナーもやっていることです。たとえば、『和の空間』というのがありますよね。木や竹を建築素材に使い、和の家具、食器を揃えることで、全体として日本的なまとまり感を作っているわけです」。

では、長岡さんの目指す、関係性のまとまりとは?

「夕日に赤く染まった風景を思い浮かべてください。太陽や空、雲はもちろん、林立しているビルや建物も赤い光を反射して、ひとつの風景としてまとまっています。個々のモノはバラバラなのに、ある関係性のもとにひとつになっているわけです。」

TITLE APR.2004 p.82 文芸春秋

関係性のまとまり感。

夕日に赤く染まった風景。すんなり落ちてきました。

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