久々に甘酒を飲んでいる。
コンビニでフリーズドドライしたやつが売っていたので、
おもしろそうで買ってみた。
うまい。
甘酒には思い出がいっぱいある。
小学校の時、冬はスケート少年団に入っていた。
練習は厳しかった。
寒いし。しんどいし。
スケート靴の中に、七味唐辛子を入れると、ポカポカして温かいと聞いて、
試してみたりしていた。
唯一の楽しみは、休憩時間に用意されている甘酒。
ストーブで暖まった管理棟に入って、甘酒をもらって飲む。
どこのおばさんが作るかによって、少し味が違っていた。
とにかくこの甘酒を飲むと、生き返った。
またリンクに出て、滑ってやろうというパワーが沸いた。
甘酒が好きだったから、酒粕を買ってもらって自分で作ってみたことがある。
鍋に酒粕と水を入れて、火にかける。
少しずつ砂糖を入れる。それだけだった。
初めて自分で作る甘酒だから、自分好みの甘さにしようと思って、
砂糖を少しずつ入れていった。
でも、なかなか好みの甘さにならない。
思い切って、どばっと入れてみた。
甘くならない。
もう一回、どどどっと入れた。
しょっぱくなった。
ずっと塩を入れていた。