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2003年11月 5日

リーダーとリーダシップ

コーチ21が発行する Weekly Coach というメルマガに寄せたインタビュー記事。
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「リーダー」と「リーダーシップ」。

似てますけど、同じではありませんよね。

リーダーは、役割。リーダーシップは、存在感。

アイドル(?)グループのSMAPを想像してみてください。

リーダーは中居正広さんです。

いつもSMAPでリーダシップを発揮しているのは、中居さんでしょうか?

SMAPは、メンバーそれぞれが各自の得意なシーンで、
上手にリーダシップを発揮しています。

だからSMAPは、いつも輝いて見えるんです。

リーダーシップのダイナミックな動きが、
SMAPを最強のチームにしているのです。

中居さんが、
「リーダーはオレだ。だからオレがいつもリーダーシップを発揮するんだ!」
とか、他のメンバーが
「リーダーは中居、お前だ!だからお前がいつもリーダーシップを発揮すべきだ!」
とかやってたら、ダメですよね。

リーダーもメンバーも、リーダーという役割に固執しない。
リーダーシップというフレキシブルな存在感を大切にする。
その時に、チームとしての魅力が最大限に発揮されるんです。


プロ野球の日本シリーズも終わりました。今年は大熱戦でしたね。

強打者を目の前にしたピッチャーとキャッチャー。
どっちがリーダーなんて決めてなんかないのです。

その場その場で、自然にどちらかがリーダーシップを発揮する。
そして、そのリーダシップをもう一方が尊重する。

その呼吸、タイミングがばっちりあったときに、
見事にバッターを、最高に気持ちよく仕留めることができるんです。


「いい感じのチーム」は、リーダーという
固定的で静的な役割には依存していません。

不安定で動的なリーダーシップという存在感が、
「いい感じのチーム」にはしっかりとあります。

そういうチームをつくりあげるのは、
メンバーそれぞれの「存在感」なんです。

役割 より 存在感。

あなたは、明日からいつどんな場面でリーダーシップを発揮しますか?

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コメント (4)

先週読んだよ。言い得て妙だね。
深い含蓄がありました。

「人間力」が強い人がいるグループは、壁のぼりを楽しそうにやるんだよな。
そんな人がいることを、メンバーが「認める」ことができると集団の力が最大限に発揮される。
逆にひとりでも「認める」ことができないと、壁は苦しいものでしかなくなっちゃう。

ippo:

つい先日、古本屋で川喜田二郎という人(KJ法の発明者と言った方が通りが良いかな?)の本を買いしました。
興味本位の衝動買いだったのだけど、文章が上手で「アタリ」の本だった(ノリ的には養老孟司的かな)。しんのすけのとすごく似ているリーダーシップ論が書いてあったよ。もう絶版だけどオススメです「日本文化探検」(講談社)

本城愼之介:

絶版本、ゲットするときには、楽天フリーマーケットでどうぞ!!http://furima.rakuten.co.jp/
実は、古本が非常に充実していて、僕はここで絶版本を何冊もゲットしたよ。

ということで、ippo オススメの本も手に入れてみます。

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