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2003年1月 6日

「きまりって何?」 鶴見俊輔と中学生たち

哲学者の鶴見俊輔氏と中学生との対話の中の、中学生の言葉。
先生に求めているのは、「仲間としての先生」と「イメージの明るい授業」。
単純そうだけど、とても難しそうだ…。

「きまりって何?」 鶴見俊輔と中学生たち 晶文社



(p24) いちばん何がほしくて、いちばん何がてっとりばやいかというと、学校が楽しめることだと思う。
マミさんがいったような先生で、家なら家でやっぱりいっしょに笑ってくれる親、
いっしょに泣いてくれる親で、自分が何をするにもバックで支えてくれる人がいること。
そのことで、自分もがんばれるということだと思う。
先生とか親に、それを求めるというか、そういう人がほしいんですよ。
そうなると、学校ももっとあたたかい学校になるし、家庭も地域も、それで、あたたかい日本が
つくれる。そういうことだと感じたんですよ。

(p56) 学校にこういう先生がいて、ちょっとのことで注意する数学の先生で、「数学はしゃべっていては身につかない」と。
このことばは、一理ありと思うが、数学だけでなく、ほかの授業でもそうだけど、
勉強は楽しくやらないと身につかない。授業というのは、ぼくらにとっては、いやなイメージがある。
だから、イメージを明るいものにすれば、勉強も身につくと思う。

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